1月10日は語呂に合わせて「みんなの移住の日」となっている。
日本国内で生活しやすい拠点を求めて引っ越す人もいるだろうが、日本よりも海外と考え、海外に移住を考える人が今後増えるのではないかと思われる。
移住は都市部から地方へ?日本から海外へ?
京都府京都市に本社を置き、移住促進事業やまちづくり事業などを手がける株式会社ツナグムが制定。同社は人と人、人と場のつながりを紡ぎ、「生きたい場所で生きる人の旗印へ」をミッションに、一人ひとりが生きたい場所で暮らすためのサポートを行っている。記念日をきっかけに多くの人が移住について語り合い、都市部から地域への移住がムーブメントとなるとともに、自らの生き方や働き方を立ち止まって考え、移住をしたり、移住をお祝いする日としてもらうことが目的。日付は1と10で「い(1)じゅう(10)」と読む語呂合わせから1月10日としたもの。
1と10を組み合わせた語呂から1月10日は「みんなの移住の日」となっている。
京都の会社が制定している記念日だが、大分県豊後高田市は独自に「豊後高田市移住の日」を定めている。
大分県豊後高田市が制定。「小さくてもキラリと光るまち」「夢をかたちに 未来に光り続けるまち」を目指し、さまざまな移住定住施策を進める同市が、子育て支援の充実、教育のまちづくりなどの施策を市民と共有して、地方創生の取り組みを再認識するが目的。日付は1と10で「移(1)住(10)」と読む語呂合わせから。
日本では数年前からちょっとした移住ブームが起こっていると思う。
基本的には都会から田舎へという流れ。
コロナ禍で在宅勤務を認める会社が増加した結果、オフィスの必要性が疑問視され、オフィスの縮小や都心から地方へと本社機能を移す会社も増えた。
移住は個人だけではなく、法人としても行われる時代となっているのだ。
この話、見方を変えると日本の都会は住み辛いという事なんだろう。
地方の方がライフコストが下がるので、同じようにお金を稼げるのであれば地方に住んだ方がお金は貯まりやすいのだと思う。
だが、最近は海外への移住を検討する人が増えているように感じる。
一昔前はリタイア後の生活の為にという人が多かったように感じるが、最近は中小企業の経営者が海外移住を検討しているように感じる。
生活のし易さを求めて地方に移住する人が多いようだが、根本的に日本の経済状況を考えると、日本は儲けられる市場ではないと感じている中小企業経営者が多いと思う。
地方や海外に移住する人が多くなれば、それだけ日本の経済は右肩下がりになっていってしまう。
世界中でインフレが問題になっているが、世界の場合は同じように景気が良くなり、給与水準も上がっている国や地域が多い。
日本では物価だけが高くなるばかりで給与水準は上がらないので、苦しさだけを感じている人が増えていると思う。
地方移住は個々人の思考などに視点をおけば良いものかもしれないが、経営者的な視点で見ると、単に日本経済の縮小を表しているのに過ぎないのかもしれない。
地方移住で将来まで安泰と計算できるなら問題ないが、そうでない人は将来についてじっくりと考えなくてはならない。
思い切って海外に移住して、海外でたくさん稼いで生きていこうという野望がある中小企業経営者や若者は問題ないだろう。
ただし、仕事や家族の事を考えるとそんな簡単に移住できないと思うのならば、それはそれなりの手立てを行う必要があるはずだ。
もし、手元に今それなりに余裕資産があるのなら、先ずは資産を海外に移住(移転)させて資産価値が増えるような環境にお金を置く事や、海外の利回りのある金融商品を活用してお金にはたらいてもらうことを考えるべきではなかろうか?
そうすれば、増加する資産により自分や家族を将来的に助けてくれるようになるはずだ。
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