サンライフ香港やCTF Life(旧名FTLife)、Fubon Life(フボンライフ)などが提供するオフショア保険商品は日本では考えられないような利回りとなっている事が多い。
貯蓄性も高く、解約返戻金の数値を見て運用に期待して契約する人も多いようだ。
シミュレーションの数値を見ていると、1年毎に解約返戻金の数値が並んでいるが、年の途中で解約した場合はどの数値が採用される事になるのだろうか?
オフショア保険商品の解約返戻金の契約年度途中での考え方は?
オフショア保険商品のシミュレーションで解約返戻金部分を見ると、保証(確定)部分と非保証(非確定)部分に分かれていて1年毎に数値が埋まっているのが一般的。
1年毎と言うのは契約年度末時点での数字になるのだが、契約年度の途中で解約した際にはどのように扱われるのだろうか?
先ず、保証部分は契約時で確定されるのだが、途中での解約は日割り計算される。
次に非保証部分だが、リバージョナリーボーナスとターミナルボーナスに分かれているケースがある。
リバージョナリーボーナスは毎年変動される数値だが、毎年発表された段階で確約となるので、リバージョナリーボーナスが発表後に解約すればその金額分はもらえる事になる。
一方のターミナルボーナスは各年度末に決定される数字なので、契約年度途中に解約した場合はもらえない。
簡単にまとめると、契約年度途中で解約するとその年の満額分はもらえない事となる。
もう少し簡単に説明すると、例えば9年6ヶ月で解約した場合には9年目と10年目の間の解約返戻金がもらえるとイメージすれば分かり易いと言える。
とは言え、特に非保証部分は確定された数字ではないので、多少は変動がある事は頭に入れておいた方が良いだろう。
(死亡保険金についてもほぼ同様の考え方となってくる。)
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オフショア保険商品は契約前にシミュレーションである程度のリターンが確認できる!
オフショア保険商品は利回りが良いと耳にしたり、ボーナスの説明を文字で聞いても分かり辛いと思う。
そうした場合はシミュレーションを見てみるのが一番だ。
サンライフ香港社が提供する養老保険商品(≒貯蓄型保険商品)であるSunJoy Global Insurance Plan Ⅱや SunGift Global Insurance Plan Ⅱシミュレーション例は以下コンテンツのようになっている。

利回りを見ると、支払った保険料を解約返戻金が超える損益分岐点を6年目に迎え、その後は10年後に約150%、20年後に約200%、30年後に600%以上のリターンになるとシミュレーションされている。
スゴい利回りだと思わないだろうか?
こうした利回りはサンライフ香港社の運用部分(非保証)も含まれているが、シミュレーションの表を見てもらえば分かるようにリバージョナリーボーナス(Reversionary Bonus)とターミナルボーナス(Terminal Bonus)も含まれていることが分かる。
シミュレーションを見れば、こうしたボーナスがどのように増えていくかを可視化できるので分かり易いはずだ。
こうしたボーナスはサンライフ香港社などの保険会社の運用部分であるので、確定はされておらずに非保証となるが、運用が悪かったからと言ってマイナスになることはない。
また、シミュレーションと実績値の差異がどれくらいであるかの数値は毎年公表されていて、それほど大きな乖離が生じていることはない。
実績値を公表しなければならないので、数値を持ったシミュレーションを出せないという安心感もある。

日本の保険会社は公表されている数値から意味不明な手数料が引かれていて、契約時にイメージしていた数値を大きく乖離する事が多い。
こうした考え方・やり方の違いは保険会社のクリーン差の違いと言えなくもないだろう。
日本と海外の金融格差・保険格差の大きさを感じてしまう。
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オフショア保険商品のシミュレーションや商品説明は正規代理店であるIFAが担当する!
香港等オフショア籍の保険会社は基本的に直接クライアントを受け入れてはいない。
IFA(Independent Financial Advisor)と呼ばれる正規代理店が契約時の対応や、解約時までのアフターサポートを請け負う事になっている。
海外の保険会社のIFAなので、日本国内にはそのIFAは存在しない。
海外の保険会社の商品に興味があれば、海外にあるIFAに連絡をすることになる。
海外のIFAと聞くと戸惑ってしまうかもしれないが、日本人スタッフがいるIFAも存在している。
日本人スタッフがいて、日本人の受け入れやサポート実績が豊富なIFAを選択すれば契約時から解約時まで安心できる。
先ずは、ご自身の予算や考え、家族構成などを伝えて、自身にどの商品が合っているかを聞いてみれば良い。
その際に、個々に合わせたシミュレーションをしてくれるはずだ。
先ほどのリンクは一例として出したのだが、個々によってシミュレーションは異なってくる。
シミュレーションを出せる資格を持ったIFAからしっかりと話を聞く事が重要だ。
香港の保険商品の場合は、政府直轄で保険業界を管理監督している「香港保険業監管局」に登録されているIFAから話を聞かなければならない。
こうした正規のIFAから話を聞けば、ボーナスの説明などもしっかりとしてくれる。
中には紹介者や仲介会社と呼ばれる人たちにこうした業務を丸投げしているIFAもあったりするが、紹介者や仲介会社の人たちは知識レベルが低く、真っ当に商品説明をしてくれない事が多い。
サポートも杜撰になる傾向にあるので、正規代理店であるIFAと直接繋がっておく事が重要なポイントとなる。
契約時にボーナスなどを含めた商品概要の話を聞いても、時が経つと忘れてしまう事もあるだろう。
実際に解約する時にも、お世話になっているIFA=正規代理店が対応してくれる事になるので、解約時に返戻額の詳細や何故その数字になるのかが気になれば、説明をしてくれるはずだ。
契約時や解約時だけでなく、契約途中で気になった場合にも質問してみれば良いと思う。
どちらにしても、正規代理店は契約から解約までのサポートを請け負う会社になってくるので、サポート力に優れたIFA=正規代理店を選んでおく必要がある。
知識がない正規代理店や紹介者や仲介会社に丸投げしている正規代理店で契約すると、こうした事も理解していないと予想できる。
サポートとは住所変更などの手続きだけではなく、こうした商品説明も含まれる。
もっと言えば、解約後に死亡保険金や返戻金をどのように活用していくかの戦略を練ってもらえるIFAであれば良いはずだ。
一端に海外に資産移転したお金を簡単に日本に戻さない方が良いと思う。
次なるステップをどのように進んでいくかを考えてくれるIFAであれば、お子さんやお孫さんの代まで含めて資産が保全されて、資産価値が向上していく事だろう。
⇒ ご質問やご相談、正規代理店(IFA)の選定でお悩みの方はこちらから。


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