海外オフショア投資を知った方法として、友人・知人から紹介やセミナー・勉強会への参加がきっかけである事が多いような気がする。
こうしたセミナーや勉強会は2010年頃が一番活況だったと思うが、15年以上経った今でも各地で行われているようだ。
2010年当時はメルマガが主体だったと思うが、今ではXやInstagramなどのSNSきっかけという話も聞いたりする。
また、昔も今もカリスマ的に集客できる人がいたり、そうした人を核としたネットワークビジネス・マルチレベルマーケティング・ねずみ講のような体制で人を集めているケースもあるようだ。
しかし、こうした形での勉強会やセミナーで得られる情報が正しいとは限らない。
オフショア投資に関する情報の場合は、誤った情報や違法なやり方を得てしまう事も少なくない。
そもそも、そうしたセミナーや勉強会での講師はその道の専門家やプロではなく、資格を持っている人ではないはずだ。
本当にオフショア投資に興味があるのなら、IFA(Independent Financial Advisor)と呼ばれる正規代理店に直接連絡して、自分の資産に合った運用法を明示してもらうべきである。
海外投資勉強会やオフショア金融セミナーに行くのなら、直接IFA=正規代理店に話を聞けばよい!
海外投資勉強会やオフショア金融セミナーに参加すると、クロージングとして商品の契約や海外に渡航して銀行口座の開設を勧められることが多いみたいだ。
商品の契約となると、金融商品取引法が関連してくるので要注意。
金融庁に登記されていない商品の勧誘・営業は出来ないからだ。
だが、金融商品取引法は販売側を規制しているのであって、購入すること自体を規制している訳ではない。
その為、海外オフショア籍の金融商品に興味を持ったら、自らIFA=正規代理店に連絡を取るのが合法的な契約方法となってくる。
勉強会やセミナー主催者の流れに従って契約してしまうと、勉強会やセミナー主催者がそのままアフターサポートを受け持つケースが何故か多い。
これまた危険なことで、「紹介者と連絡が取れなくなったのですが、どうすれば良いですか?」と本ブログに嘆きのメールを入れてくる人も少なくない。
「紹介者≒勉強会やセミナー主催者」である事が多いのだ。
そもそも、オフショア投資に興味を持ったのなら、正規代理店であるIFA(Independent Financial Advisor)に直接連絡して、自分に合った商品を案内してもらって契約し、アフターサポートも直接受け持ってもらえば済む話だ。
自ら問い合わせて契約する事は、法律的にも何ら問題ではない。
また、香港など地場で事業活動しているIFAの方が、商品知識が豊富なのは言うまでもない。
IFAは契約時だけでなくサポートまで担当する組織であるので、サポート体制が整っているIFAであれば契約後も安心できる。
どのIFAを選択するかが重要なポイントになるが、日本人を受けいれているIFAもあるので、わざわざセミナーや勉強会に行く理由は見当たらない。
また、知ったきっかけがセミナーや勉強会であっても、IFA=正規代理店に直接連絡すると言う正しい方法から道を外してはならない。
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海外投資勉強会やオフショア金融セミナーで案内される商品は積立投資が多いのは何故?自分自身に合致した商品を選択する為にはどうすべき?
今もどこかで行われている海外投資勉強会やオフショア金融セミナー。
その内容を分析してみると、何故かRL360°やインベスターズトラストなどの保険会社が提供する積立投資商品である事が多い。
RL360°やインベスターズトラストの商品に問題がある訳ではないのだが、数ある商品の中から自分自身の予算や考えが積立投資商品と合致するとは限らない。
(数あると書いたが、日本居住の日本人を受け入れてくれる海外の保険会社は限られている。)
積立でコツコツ運用するのも良い方法だが、今ある余裕資金を一括や数年間の年払いで短期間に支払える保険商品を選択した方が良いと考える人もいる事だろう。
貯蓄型保険商品であれば、長期的に見れば利回り6~7%で複利運用してくれるので、将来的に資産価値がとても大きくなっていく。

支払い期間や運用方式などは様々である。
将来資金構築、もしもの時の保障、資産保全、資産承継など、資産運用を行う目的も様々なはずなので、その目的に合致した商品を選択する必要がある。
それなのに、一様に積立投資の話しかしないのは腑に落ちない。
何故、海外投資勉強会やオフショア金融セミナーの講師は積立投資の話ばかりするかと言えば、積立投資の話ばかりを教育させられているからだと想像できる。
多くの知識を詰め込むだけの余裕が無いので、誰に対しても同じ説明をすれば済む積立投資の話が講師側にとって最適なのだろう。
契約年数を年配の方に対しては調整するとしても、それ以外の項目はほぼ同様に話が出来るはずだからだ。
(酷いケースでは、定年を迎えた人に対しても25年の契約を迫るようだが…)
一方、保険商品などをシミュレーションしようとすれば、先ずはどの保険商品が合うかを考えなければならない。
一言で保険商品と言っても、ホールライフ型やユニバーサルライフ型などの生命保険があったり、貯蓄メインの保険商品があったり、相続対策に主眼を置くかなど、考えるべきことが多い。
こうした事を全て覚えるのが大変だと感じ、セミナーや勉強会では誰にでもほぼ一律に話せる積立商品の説明しかできないのかなと想像する。
何度も書くが、もちろん積立商品が悪いと言う訳ではないのだが、その内容が講師サイドの理由であり、受講者側のニーズに合っているかと言われればそうでもない事が多いのが気になる点である。
そうした勉強会やセミナーの流れで契約した結果、後々になって、思っていた商品と違っていたと感じて後悔する事もいたりする。
また、話を盛った講義や営業トークをする事も多く、聞いていた話を違うという結果になる事もあったりする。
更には、商品を売りたいと言う気持ちばかりが強いので、アフターサポートには興味がなく、契約後は杜撰な対応をされる事も多いのだ。
こうした事態を避ける為に、海外オフショア籍の金融商品に興味を持ったのならば、IFA=正規代理店に直接連絡するようにしてもらいたい。
それが合法的な原理原則に従ったやり方であるし、IFA=正規代理店であれば、クライアントに合致した商品を案内してもらえる。
IFAは総合代理店としての役割も担っている。
多くの保険会社と提携しているIFAであれば、選択できる商品も増えてくる。
ただし、海外オフショア籍の金融商品のIFA=正規代理店なので、日本国内にそのIFAは存在しない。
海外にあるIFAに連絡をする事になる。
とは言え、日本人スタッフがいるIFAもあるので、それほど恐れる必要は無い。
日本人スタッフがいて、日本居住の日本人の受け入れやサポート実績が豊富なIFAを選んでおけば安心できる事だろう。
今はZoomなどのウェブツールが発達しているので、海外のIFAとも自宅にいながら日本語でやり取りできる。
また、契約も日本にいながら可能なスキームがあり、拠出金(保険金)も銀行送金やクレジットカードでの引き落としで支払えるので、日本にいながら完結できるようになっている。
中には、紹介者や仲介者経由でないと受け入れてくれないIFAもあるが、当然ながら、自社の責務を放棄するようなIFAを選ぶべきではない。
クライアントと直接向き合ってくれるIFAを選択する事が重要だ。
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コメント
師匠の言う通りですね。
きちんとした契約書を見て余計な所通さなくて良かったって思いました。(o^^o)