コロナ禍中盤以降、ドル高円安へと為替が動いていった。
2025年現在は140~150円で推移するレンジ相場となっているが、今後はどのように動いていくのだろうか?
海外投資・オフショア投資をしている人は為替の動向も気になると思う。
特に積立投資を行っている人が気になると思う。
円が安くなればオフショア投資に対してネガティブな見方だけをする人が増えるように感じるが、果たして円安はポジティブに考えられないものだろうか?
円安・円高のメリットデメリットは見方次第になるが、今後もまだまだ円安になる可能性があり、インフレヘッジを考える必要もあり!
海外オフショア投資を行っている人にとって、為替変動は気になる要素の一つと言える。
それが優位になるか不利になるかは考え方次第だ。
【メリット】
・円安になれば、日本円での資産価値(時価総額)が増える。
・円高になれば、毎月の拠出額を安く抑える事ができる(積立投資の場合)。
【デメリット】
・円安になれば、毎月の拠出額が増える(積立投資の場合)。
・円高になれば、日本円での資産価値(時価総額)が減る。
一番良いのは拠出時(投資時点)が円高で、その後に円安になっていく事だろう。
だが、為替がどのように動くかなどは誰にも分からない。
また、1ドル130円を超えたあたりから円安水準と考える人が増えたと思うが、果たしてそうなのだろうか?
(世界経済のネタ帳より)
東日本大震災後に1ドル76円25銭を記録していて円が高かった時期があり、そこから戻しているので円安に感じている人が多いと思う。
だが、実際にドル円の推移をみると、1985年のプラザ合意以降、大きなレンジの中にいると思える。
私は2005年頃から1ドル150円を超えてもおかしくないと思っていて、私と会ったことがある人はその発言を覚えていると思うが、そうした水準になっている。
(もっと早く、2010年代に1ドル150円を超えると思っていたのだが…)
日本の人口動態や政治経済力を見ていると、円が力を持つとは思い辛い。
1ドル150円の壁があるのかないのか、140~150円の水準で行き来しているが、その上値のレンジを超えていくと、まだまだ円安に走っていくと思われる?
1985年の1ドル240円、更には固定相場制時代の1ドル360円を目指しても不思議ではなくなるはずだ。
日本を取り巻く環境で問題視されているのは円安だけでなく、物価高もある。
所謂、インフレ。
コロナ禍後半以降、日本だけでなく世界中で物価が高騰している。
日本は輸入国家であり、多くのモノを海外から輸入している。
その為、海外の影響を受けて物価が上昇していると考えられる。
そこに円安も絡まって、物価高騰で苦しむ人が増えている。
だが、インフレーションはまだまだ進行する余地が大いに残っている。
それは何故なら、日本のインフレ率は世界のインフレ率と比較したらまだまだ低い。
それこそが日本の経済力の低下を表しているのだが、世界が繋がっている事を考えると、いつ日本も世界レベルのインフレ率となってもおかしくはないからだ。
そうした事を予想できるのであれば、インフレ対策を講じておかなければならない。
インフレに対応するにはインフレ率以上の利回りで資産を増やしていかなくてはならない。
タンス預金や銀行にお金を寝かせているのは論外だが、日本の保険会社などが提供する商品でインフレ率以上の数字を出せるものはほぼない。
今まではそれほど物価が上昇しておらず気にしなった人たちも多いように感じるが、今のインフレで資産運用に目を向ける人が増えているように感じる。
日本のインフレ率は世界基準で考えれば高くもないので、今後も日本のインフレが進む可能性があるのだが、世界の場合は物価上昇と同時に給与水準も上がっている一方で、日本の場合は給与水準が20世紀末とそれほど変わっておらず、それでいて増税などにより可処分所得が減っているのが大きな問題だ。
スタグフレーションと呼ばれる景気が後退していく中で起こる悪いインフレーションの状態となっている。
このスタグフレーションに対応する為には、しっかりとした利回りのある金融商品・保険商品で資産価値向上を図っていかなくてはならないが、残念ながら日本の保険会社・金融機関が提供する商品で対応できるものはないと思った方が良いだろう。
海外の保険会社であれば、年利6%以上を出せるものもある。
年利6%であれば、複利運用する事により12年で資産が2倍になり、24年で4倍になるので、インフレヘッジができる。
為替は今後も円安に振れる可能性があると思うが、多少円高になったとしても、その資産価値は十分にカバーできる商品と言える。
多少の円安により身動きが取れなくなってしまったと考える人もいるようだが、そんな事はなく、まだまだ対処できる方法はある。
冒頭に書いたメリット・デメリットは積立投資をイメージした部分が、仮に日本にそれなりの余裕資金があるのであれば、利回りの高い商品に一気に投資して複利運用をスタートさせた方が良いように感じる。
もちろん、早め早めに行動すれば更なる円安に振れる前に契約できるだろうし、それより何より、早く運用を開始でき、早く複利運用をスタートできるメリットが生まれる。
行動する事がメリットを呼び込み、行動しない事でデメリットを被ると考えるべきではなかろうか?
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利回りの高い金融商品・保険商品のリターンシミュレーションとは?
海外には利回り6%以上で運用される商品があると説明したが、実際にはどれくらいのリターンとなるのだろうか?
例えばだが、サンライフ香港社が提供しているGlobal Insurance Plan ⅡとSunGift Global Insurance Plan Ⅱという商品があり、長期的に見ると、利回り6.5%程度で複利運用されている。

これらの商品は契約から6年目に支払った保険料を解約返戻金が超える損益分岐点を迎える。
そして、その後のリターンは10年後に約150%、20年後に約300%、30年後に約600%になるとシミュレーションされている。
(72の法則よりも遅いのは、契約当初に解約するとプラスにならないように設定されていて、その分だけ立ち上がりが遅くなるからである。)
これだけのリターンがあればインフレヘッジになると思わないだろうか?
そもそも、日本国内にこれだけのリターンが出せる保険商品が見当たらない。
多少の円高に進んでも、それを打ち消すだけのパワーがあるはずだ。
日本国内に余裕資金を溜め込んでいるのなら、こうした商品で資産価値を上げていく事が必要となってくる。
余裕資金を放置していても資産価値が上がらないどころか、将来的なインフレにより、実質的な価値は減少していってしまう。
こうした海外の保険商品はIFA(Independent Financial Advisor)と呼ばれる正規代理店が契約からアフターサポートまでを請け負う事になっている。
海外の保険会社は直接クライアントを受けいてはおらず、IFAが正規代理店となって契約からアフターサポートまでを代行しているからだ。
海外の保険会社故に日本国内にそのIFAは存在しない。
海外にあるIFA=正規代理店に連絡をする事になるのだが、日本人スタッフがいる海外IFAも存在する。
そうしたIFAで日本居住の日本人の受け入れやサポート実績が豊富なところを選んでおけば安心できる。
先ずはIFAに連絡して、自分の資産価値を守り増やす為にはどのような商品が合致しているかを聞いてみれば良い。
ここの資産状況や家族状況、そして考えなどにもよって合致する商品は異なってくるので、先ずはどのような商品が自分に合っているのかを相談してみるところから始めてみてはいかがだろうか?
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