香港など海外の保険会社の運用利回りは約4%と言われてきた。
日本の保険会社が提供する商品で4%の運用利回りを出すのは厳しいと思うが、アメリカなど世界的に金利が上昇してきた結果、日本の保険会社の金利も上がってきてはいる。
なので、日本と海外オフショア籍の保険会社の運用利回りの差が縮まったように思っている人もいるようだが、海外オフショア籍の保険会社の運用利回りも同様に上昇しているので、その差が縮まっている訳ではない。
例えば、日本居住の日本人が多く加入していると言われているサンライフ香港社の保険商品は運用利回り約7%となっている。
サンライフ香港社の保険商品は運用利回り約7%!何年で何%になる?
2023年にサンライフ香港から上市された貯蓄型保険商品SunJoyを以前に紹介したが、そのシミュレーションから利回りを見てみるのが一番分かりやすいだろう。

この商品で解約返戻金を支払った保険金で割った数字=利回りと、複利で運用されていることから逆算して年利が何%になるのかを表にまとめてみた。
契約年数 | 利回り | 年利 |
10年目 | 140% | 3.4% |
15年目 | 191% | 4.4% |
20年目 | 279% | 5.3% |
25年目 | 394% | 5.6% |
30年目 | 551% | 5.9% |
43年目 | 1298% | 6.1% |
53年目 | 2610% | 6.3% |
63年目 | 5211% | 6.5% |
73年目 | 10202% | 6.6% |
運用期間が短いと保険会社の取り分もあるだろうから年利は低くなるものの、それでも15年目には資産が約2倍になる商品だ。
長期運用していく事で金利は7%へと近付いていく。
70年以上も運用しないと考えるかもしれないが、この商品は契約者や被保険者を何度も変更可能となっているので、資産承継ができ、お孫さんやひ孫さんへと引き継いで行ける。
73年運用を続けると資産が100倍になるという日本の保険会社では考えられない運用利回りとなっている。
それ以上運用を続ければ、年利は7%に近付いていく事だろう。
表の後半部分を見ると、約10年で資産が2倍近くになっているので、72の法則からしても金利が7%近くある事が理解できる。
そこまで長期で考えられないかもしれないが、10年後に1.4倍、15年後に資産が1.9倍になるので学資保険としても活用できるだろうし、30年後に資産が5.5倍になるので、将来資金・老後資金の構築用にも充てる事もできる。
世界中で金利が上昇して日本の保険会社の数字も多少は良く見えるかもしれないが、それでも世界と横並びで比較したら、低金利である。
円安も進んでおり、日本円の価値減少が進む事も考えると、余裕資金を日本に寝かせておく自体にリスクが高い。
海外に資産移転する事によって資産保全ができ、更には資産価値向上も期待できる海外オフショア籍の保険会社が提供するこうした商品は、日本居住の日本人にとってとても有用と言える。
海外の保険会社なので、こうした商品に興味があれば、海外にある正規代理店に直接連絡して契約する事になる。
先ずは商品概要を聞くところがスタートとなるが、日本人スタッフがいて、金融や商品知識に長けている正規代理店を選択して連絡してみてもらいたい。
日本居住の日本人の受け入れやサポート実績が豊富な正規代理店であれば、契約後も安心できる。
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