オフショア金融センターと呼ばれる香港には日本とは比較にならないほどの保険商品があると言う。
Sun Life hk(サンライフ香港)、FTLife(エフティライフ)、Fubon Life(フボンライフ)など日本居住の日本人を受け入れている香港の保険会社もあり、実際に利回り6~7%で運用されている商品もある。
*FTLifeは2024年にCTF Lifeへと社名変更している。
デメリットやリスクはないのだろうか?
香港保険商品のリスクやデメリットとは?
デメリット=欠点・短所より、リスク=危険性で解説した方が良いと思う。
日本の保険商品・金融商品と比較すると、デメリットは考え辛くメリットが多い。
リスクに目を向けると、先ずは海外の金融商品になるので一般的に言われる為替差益があるだろう。
ただし、日本円リスクを考えれば日本円を所有していたり日本国内で資産運用をする事を考えれば、日本にいながら海外に資産を移せて保全できると考えれば大きなメリットと言えるはずだ。
為替差益を考える人は、そもそも海外投資をしない方が良いだろう。
さて、香港保険特有のリスクと言えば何になるのだろうか?
それは正規代理店の選定の判断ミスに起こる様々な問題と言える。
香港の保険商品はIndependent Financial Advisor=IFAが正規代理店となる。
香港の保険業を管理監督する香港保険業監管局に登録されている会社が正規代理店=IFAとなる。
日本の金融庁には登録されていない保険会社・商品になるので、日本に正規代理店は存在しない。
日本で勧誘や営業などの取引行為を行っていたら、金融商品取引法に抵触する。
つまりは、香港の保険商品に興味があれば、先ずは香港にある正規代理店に直接連絡する事になる。
この正規代理店の選定を誤るとどのようなリスクが生じるかをまとめてみたい。
①正しく商品概要が伝わらない!
香港の保険商品は利回り6~7%で運用されているのだが、それだけでなく名義変更が出来たりするメリットもある。
ただし、保険料の支払い方法など正しく商品概要を聞いていないと後々苦労してしまう可能性もある。
②自分に合った商品を契約できない!
香港の保険会社から提供されている商品は生命保険、貯蓄型保険、年金保険など様々である。
お客さんの意向を汲み取ってもらえないと、契約後にあの商品の方が良かったのでは?と後悔してしまう可能性がある。
③アフターサポートを受けられない!
正規代理店=IFAは契約時だけでなくアフターサポートも請け負う組織となっている。
契約時だけ良い顔をして、その後は知らんぷりとなると、解約時の事務手続きなどもスムーズに進まずにストレスとなる事がある。
こうした問題が起こるのは共通点がある。
それは正規代理店=IFAが顧客と向き合って責務を全うしているかどうかという事だ。
日本市場に対しては紹介者や仲介会社を通じてネットワークビジネス・マルチレベルマーケティングのような体制にしているIFAもある。
そうした紹介者や仲介会社は金融商品取引法に抵触する可能性が高く、とある商品の教育を中途半端にしか受けておらず、間違った商品概要を伝えられたり、自分の予算や考えに合致した商品を案内される事が多い。
また、サポートも紹介者や仲介会社に丸投げしているIFAもあるが、こうした紹介者や仲介会社がいつまでサポートを継続してくれるかは全く分からない。
サポートを受けられなくなったという相談は後を絶たない。
香港には日本とは比較にならないほどの特性を持った保険商品や金融商品が多く存在するが、そうした商品の中から自分に合致した商品を正しく理解し、正しく契約し、しっかりとサポートを受けられるようにするのが成功の鉄則である。
その為には香港にある正規代理店=IFAを正しく選択する事が肝になるが、香港にある正規代理店と言えど、日本人スタッフがいるところもある。
そうした正規代理店で日本居住の日本人に対する受け入れやサポート実績が豊富なところを選んでおけば問題ないと言える。
しっかりと顧客と向き合ってくれる正規代理店を選択しておけば、リスクはとても小さくなってくる。
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