お正月と言えばお年玉。
このブログを読んでいる方はお年玉をもらう方ではなくあげる方だと思うが、あげると同時にその使い方をどう教育していくかについても考えていることだろう
お年玉は「貯金」するのが良いと考える人が多いと思われる日本人。
だが、日本は貯金するのに適した環境ではない。
銀行金利利回りや日本円のリスクを考えると貯金すべきではない!
私が子供の頃、お年玉をもらえば親から「貯金しなさい!」と言われていた。
実際には貯金しておらず、そもそも小学校低学年くらいまでは親がお年玉を預かっていたと思う。
(あの頃のお年玉はどうなっているのだろうか?ww)
銀行金利、今は定期預金でも大した数字が付かないのは皆さんご存知の通りだが、実際にはどれくらいになるのだろうか?
過去30年の普通預金金利、定期預金金利の推移がまとめられている資料があった。
定期預金利率平均が1.876%で普通預金利率平均は0.703%となっている。
だが、この資料はやや古いようで1978年から2007年のデータのようだ。
2008年以降の銀行金利は低空飛行を続けているので、1978年から2020年の過去42年となればもっと数値が下がる。
21世紀になって以降で考えれば、定期預金でも0.1%以下となるのではないだろうか?
金利0.1%で資産が2倍に増えるまでにかかる時間はと言えば、72の法則から720年。
仮に1.876%としても39年。
これでは銀行に預ける意味はない。
銀行とはどういう存在なのかを教えるのも簡単ではない時代になっている。
金庫的に使っている人も多いと思うが、将来的な預金封鎖の可能性が0でないと考えるとリスクだけがおおきくなってしまう。
では、銀行ではなく自宅に置いておくタンス預金が良いのだろうか?
そもそも、日本円の価値がこれから上がっていくとは考え辛い。
人口減少・少子高齢化が進む日本において、インフレが進んでいく事が予想され、そうなると何もしないで置いておくだけで日本円の実質価値は下がってしまう。
では、どうするのがベストなんだろうか?
ジュニアNISAなどを検討する人もいるだろうが、お年玉だけで運用をしても増えるものではないと思う。
また、ジュニアNISAをするにはしっかりと教育できるかどうかもポイントになってくる。
金融教育ができるのであれば、ジュニアNISAで投資を教えると考えるかと言えば、そうは考えないと思う。
それは何故なら、金融教育ができるだけの知識があれば、日本で投資を行おうと考えないはずだからだ。
お子さんに金融教育したいのであれば、お子さんに海外の生命保険をかけて、その証券を基に勉強させて方が良い。
ジュニアNISAが出来るからと言って、意味なく教えていたら、それは投機についてを教えてしまうようなものだ。
さて、結論が出てこないが、お子さんのお年玉で何をすればよいかと言えば、お子さん自身が成長できるものを買うのが一番良いのではないだろうか?
お子さんへの投資だ。
お年玉と言えど本人のお金になるので、本人の買いたいものを選択しなくてはならないだろうか、単なる消費で終わるのではなく、本人の成長に繋がるものの購入であれば、立派な投資と言えるはずだ。
☆ご質問はこちらから。
コメント