2024年に新デザインに刷新される事が決定している日本銀行券。
日本銀行券=日本の紙幣・お札であるが、旧札となるといつまで取り扱いしてもらえるのだろうか?
海外の銀行では2世代前になると日本銀行券を受け取ってもらえる確率は大きく下がる!
日本の紙幣や硬貨、どこまで古いものが利用可能となっているのだろうか?
財務省の公式サイトを見たら、【よくあるご質問】の中に【昔のお金は使えますか】という質問があり、回答も書かれていた。
【答】現在、発行されていないお金で、現在も使用できるものは、以下のとおりです。
【日本銀行券(紙幣)】
旧壱円券(大黒天:明治18年発行)
改造壱円券(武内宿禰:明治22年発行)
い壱円券(武内宿禰:昭和18年発行)
A壱円券(二宮尊徳:昭和21年発行)
A五円券(彩文模様:昭和21年発行)
A拾円券(国会議事堂:昭和21年発行)
A百円券(聖徳太子:昭和21年発行)
B五拾円券(高橋是清:昭和26年発行)
B百円券(板垣退助:昭和28年発行)
B五百円券(岩倉具視:昭和26年発行)
B千円券(聖徳太子:昭和25年発行)
C五百円券(岩倉具視:昭和44年発行)
C千円券(伊藤博文:昭和38年発行)
C五千円券(聖徳太子:昭和32年発行)
C一万円券(聖徳太子:昭和33年発行)
D千円券(夏目漱石:昭和59年発行)
D五千円券(新渡戸稲造:昭和59年発行)
D一万円券(福沢諭吉:昭和59年発行)【貨幣(硬貨)】
5円黄銅貨(国会議事堂・穴無:昭和23年発行)
5円黄銅貨(稲穂等・楷書体:昭和24年発行)
10円青銅貨(平等院鳳凰堂・ギザあり:昭和26年発行)
50円ニッケル貨(菊・穴無:昭和30年発行)
50円ニッケル貨(菊:昭和34年発行)
100円銀貨(鳳凰:昭和32年発行)
100円銀貨(稲穂:昭和34年発行)
500円白銅貨(桐:昭和57年発行)
思った以上に古い紙幣も使えるようでビックリした。
硬貨は古くても戦後であるが、紙幣で一番古く発行されたもので利用可能なのは明治18年発行の旧壱円券(大黒天)となっている。
これは財務省が決めている事であるが、現実的にはレジのキャッシャーが対応していなかったり、店員が旧札を把握していなければお店側が受け入れてくれないので、使う事はできない。
銀行に行けば、現在発行している紙幣・硬貨と交換してくれるはずだが、古ければ古いほど、銀行ではなくコインショップに持っていった方が交換レートが良くなるはずだ。
海外でも日本銀行券をそのまま預け入れてくれる銀行もある。
だが、財務省の公式サイトに書いてある使用可能な紙幣をすべて対応してくれる訳ではなく、少なくとも1世代前までとなっていると聞く。
2024年になると新紙幣が発行され、現在我々が使っている紙幣が1世代前となるので、2024年以降に海外の銀行で入金してくれるのは現在発行されている紙幣までと考えていた方がいいだろう。
タンス預金をしていて、そのお金を海外に移したいと考える人がいるかもしれないが、早めに対処しておいた方が良いはずだ。
紙幣は古くなればなるほど、そして大きくなればなるほど海外への資産移転(キャピタルフライト)が難しくなる。
海外にはM資金と呼ばれる旧紙幣が大量にあるようだが、移動も換金もできずに紙切れのようになっていたりするようだ。

日本でタンス預金をしていたところで資産価値が上がっていく事は考えにくく、そのうち移動も換金もできなくなってしまうかもしれない。
行動は早く行うべきである。
2024年まで待って、旧紙幣になってから考えていては遅すぎる。
日本国内にタンス預金がある方は、お金が喜びそうなところに移すべきであり、タンス預金に限らず、余裕資金についても同じことが言えるはずだ。
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