海外投資・オフショア投資でどんな商品が良いですか?と聞かれる事も多い。
答えは・・・個々の収入や資産状況、家族構成、考え方などによって様々であるので、答えは一つではない。
なので、自分がどんな商品が合致しているかは海外にあるIFA(Independent Financial Advisor)と呼ばれる正規代理店に直接連絡して聞いてみるのが一番だ。
日本人スタッフがいるIFAも存在するので、身構える必要はない。
自分に合った海外オフショア投資商品や保険商品は様々だが、資金が潤沢にある資産家や富裕層はハイブリッドに商品を選択している!
海外オフショア投資商品、大きく2つに層別される。
一つは毎月コツコツと拠出して複数のファンドで運用をしていく積立投資商品。
マン島籍のRL360°(アールエルスリーシックスティ、旧名ロイヤルロンドン)やプエルトリコ籍のインベスターズトラスト社などが有名だ。
もう一つは、一括など短期間で支払いを終えるタイプの商品。
保険商品が多く、香港のSun Life(サンライフ)社やCTF Life社等が有名だ。
(*CTF LifeはFTLife(エフティライフ)から2024年に社名変更した保険会社。)
積立型はクレジットカードでの引き落としができるので、天引きのような感覚で海外に資産を移せるメリットがある。
一括型は、今ある資金を一気に海外に資産移転できるメリットがある。
一括だけでなく短期払い商品として2年や5年、10年などの年払い商品もあったりする。
こちらも商品によってはクレジットカードでの引き落としができ、銀行間送金も可能。
また、条件もあるが現地保険会社の窓口で現金払いすることもできる。
一括や短期払い商品としては、生命保険や貯蓄型保険商品などが挙げられる。
生命保険は相続対策向けプランであるユニバーサルライフ型の生命保険と貯蓄性を併せ持ったホールライフ型生命保険があったりする。
ユニバーサルライフ型の生命保険は受け入れの死亡保険金が高額だったりするが、保険金と保険料、満期、そして運用利率などをカスタマイズして設計していくことが出来る。
死亡保険金に対して安価に保険料を設定する事も可能だ。
(保険料を安価にすると満期までの期間が短くなる。)

ホールライフ型の生命保険は日本の貯蓄型生命保険とは異なり、保障と貯蓄が両立できる。
死亡保険金(保障)も解約返戻金(貯蓄)も保険会社の運用によって右肩上がりに上昇していく。
その為、長生きリスクやインフレリスクに対応した商品となっている。
利回り5%程度で複利運用されるのだ。

更には、貯蓄性に特化したような保険商品もある。
貯蓄性に特化すると利回り6~7%で複利運用されるので、資産価値が大きくなりやすい。
その利回りは10年後に約150%、20年後に約300%、30年後に約600%になるとシミュレーションされている。
日本の保険会社では到底達成できないような数値である。
貯蓄型保険商品は契約者や保険者を変更できるので、お子さんやお孫さんに資産承継するのにも適している。
証券は分割する事もできるので、お子さんやお孫さんの人数に合わせて証券を分割できる特性もある。

毎月コツコツの積立型とどちらが良いかと言われれば、どちらも良い!と言える。
だからこそ、個々の資産状況や考え次第になるので決まった回答は無いのである。
では、資産が潤沢にある富裕層はどうしているかと言えば、様々な商品を組み合わせて資産移転・資産保全を行っている。
もしもの時の為の生命保険や資産承継型の商品に加入し、先ずは一括で資産を移転させる。
それでも資産に余裕があるようならば、積立投資商品を契約して毎月資産を海外に移すといった感じである。
ビジネスをしていたり、何らかのインカムゲインがあるのであれば、一括で資産移転させた後も日本円での収入があるので、積立投資も活用して資産移転させるという考えだ。
どのような組み合わせが合っているかは、海外にあるIFA(正規代理店)と相談しながら決めていく事になる。
多くの商品を扱っていて、アフターサポートもしっかりと行ってくれるIFAを選定すれば契約商品の選定はもちろん、契約後も安心できる。
大事なお金をどのように守るかを設計し、その後もサポートしてくれるのがIFAの責務となるので、知識や責任感のあるIFAを選ぶ事が重要となってくる。
☆ご質問やご相談、正規代理店(IFA)の選定でお悩みの方はこちらから。
保険商品と積立型商品と銀行口座の3点セット!
富裕層は一括や短期払い商品と毎月積立型の投資商品を組み合わせてハイブリットに資産移転・資産保全・資産価値向上・資産承継を行う。
だが、実はこれだけでなく、海外銀行の口座も開設している。
海外の銀行口座と聞くとどこの国?と思うかもしれないが、オフショア金融センターにある銀行となる。
日本から一番近いオフショア金融センターは香港であり、その中でも信頼性が高く、インターネットバンクが使い易いHSBC香港の銀行口座を所有している人が多い。
HSBC香港をハブにして、金融商品や保険商品の支払いをしたり、逆に受け取りをしたりしている。
日本の銀行は信頼性が低いので、保険商品などの一括や短期払い商品や積立投資商品を契約してもまだ余裕がある人はHSBC香港の銀行口座を開設して資産保全をしているのだ。
一括・短期支払い商品、積立投資商品、そして海外銀行口座でオフショア投資の3点セットという人もいたりする。
問題は保険商品・金融商品にしても銀行口座にしても、いつまで日本居住の日本人を受け入れてくれるか分からない点にある。
特に日本市場・日本人に対しては厳しい見方をされている。
日本人は金融教育を受けていないので、解約率が高いなどの問題があったからだ。
また、世界的にマネーロンダリング対策が厳しくなっている背景もある。
もちろん、正しく商品を理解し、合法的に契約すれば問題にはならないのだが、保険会社や銀行がそうした処置を取ったのならば対処のしようが無くなってしまう。
特に海外銀行口座の新規開設が年々厳しくなっている。
2025年の情報として、HSBC香港も100万HKD(≒2,000万円)以上のPremier口座であれば開設が可能だが、それ以下のONE口座であれば、かなり厳しい(ほぼ無理)状況となっている。
一括・短期払い商品や積立投資商品でどのプランが自分に合致しているかは、海外にあるIFA(Independent Financial Advisor)=正規代理店に直接連絡して聞いてみるべきと説明したが、海外銀行口座の情報にも詳しいIFAであれば、銀行口座の開設も含めて対策を練ってもらえる。
そうしたIFAであれば、有料にはなるがオプションで銀行口座開設サポートも行っていたりもする。
海外投資・オフショア投資の世界はIFAの選定により成否が決まると言われているが、幅広く知識を持ち、自社で責任持って契約からアフターサポートまでをクライアントと向き合って対応してもらえるIFAを選定する事が最重要ポイントとなってくるのだ。
☆ご質問やご相談、IFA=正規代理店の選定でお悩みの方はこちらから。


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