リバースモーゲージ(Reverse mortgage)という言葉を聞いた事がある人もいると思う。
日本では所有している不動産を担保に銀行などの金融機関から借り入れをする方法を指す。
だが、金融立国の香港では生命保険の保険証券(死亡保障額)を担保に借り入れができるプランがあったりする。
CTF Life社の生命保険On Your Mind(オンユアマインド)は保険証券(死亡保障額)を担保にお金を借り入れ、亡くなったタイミングで返済する事が可能なリバースモーゲージ!
日本でリバースモーゲージを活用する人は不動産を所有している高齢者が多いようだ。
不動産を所有しているものの年金収入のみしかないなど、現金が少ない時に活用する方法で、不動産を担保にお金を借り入れする制度として知っている人や活用している人がいるようだ。
契約者が亡くなった段階で不動産を売却して借入金を清算するスキームとなっている。
お金が無いからと自宅を手放す事を考える人もいるようだが、自宅を担保にしてお金を借りることによって愛着のある自宅に住み続けることができるのだ、
一見するととても良い仕組みに感じるが、そこにはもちろんリスクがある。
通常のローンとは逆に、契約満期が近付けば近付くほど借入額が大きくなっていくので、契約満期を迎えると借入が終了となるだけでなく、担保にしていた不動産を手放さざるを得なくなってしまう。
つまりは、長生きする事がリスクになってしまうのだ。
借入額や借入期間と自分が何歳で亡くなるかを天秤に掛ける必要がある。
もちろん、人はいつ亡くなるか分からないので、リバースモーゲージを活用するのはとても難しい側面がある。
また、契約期間中に不動産の評価価値が下落すると借入額の減少や停止となる事もあり、これまた不動産の売却に追い込まれる事もある。
担保割れしてしまうリスクも考えなくてはならないのだ。
不動産を担保にしたリバースモーゲージ、活用するにはそのリスクを慎重に検討する必要がある。
金融立国と言われる香港では、自身が契約している生命保険の証券を担保にリバースモーゲージを設定できるプランがあったりする。
日本人の契約も受け入れていて、リバースモーゲージの設定も可能なCTF Life社のOn Your Mindを例に解説してみたい。
(CTF Life=Chow Tai Fook Life Insurance Company Limitedは2024年にFTLifeから社名変更した保険会社。)

↑この商品、自分自身が契約しているの生命保険(死亡保障額)を担保に借入をする事が可能となっている。
その借入条件は以下の通り。
◆被保険者60歳以上
◆保険料支払い期間終了済み
◆契約から15年以上経過
◆死亡保障額が65,000USD以上
◆融資期間:15、20、30、40年
◆融資受取頻度:月単位、半年単位、年単位
日本で不動産を担保にリバースモーゲージを設定した場合、長生きや不動産の評価価値減少がリスクと説明したが、この設定の場合はそうしたリスクがない。
と言うのも、海外の生命保険は日本の生命保険とは異なり、長く生きれば生きるほど保険会社の運用によって、その資産価値(死亡保障額)は右肩上がりに上昇していくからである。
日本の生命保険は運用利回りが1%もあれば良い方で、死亡保障額(死亡保険金)は契約時に設定した数字とそれほど変わらず、解約返戻金も満期間近になってプラスに転じる事がほとんどだ。
日本の生命保険は早く死ななきゃ意味がないと揶揄されるが、香港の生命保険の場合は利回り約5%程度で運用されているので、死亡保障額は右肩上りで上昇していき、解約返戻金も10~15年の間に支払った保険料を上回る損益分岐点を迎える。
リバースモーゲージ云々の前に、日本と海外の生命保険には大きな差がある事を知ってもらいたいのだが、こうした差があるからこそ、死亡保障額を担保に借入を受ける事が可能となってくる。
この商品でリバースモーゲージを設定した場合、亡くなった段階で死亡保障額によって借入金を相殺し、死亡保障金の受取人が残額を受け取るシステムとなっている。
仮に運用成績が良くなく、金利含めた借入総額が死亡保障額を超えたとしても借入は継続して行われ、亡くなった段階で死亡保障額全てを借金の返済に回して終了となる。
日本の不動産を担保にしたリバースモーゲージで考えられるリスクは回避されている。
⇒ ご質問やご相談等はこちらから。
CTF Life社の生命保険On Your Mind(オンユアマインド)でのリバースモーゲージは非課税で借入ができるなど、様々なメリットがある!
CTF Life社の生命保険On Your Mindのリバースモーゲージは死亡保障額を担保に資金を借り入れる事が出来るだけでなく、様々なメリットがある。
先ず、早く亡くなってしまったとしても、元々が生命保険なのでしっかりと家族に資産を遺す事ができる。
また、この方法でのリバースモーゲージの借入金はあくまで借金なので、課税対象とはならない。
支払った保険料以上の借入を受けたとしても、あくまで借金なので非課税となるのだ。
これは一つの節税商品・節税保険と言えるだろう。
(被保険者死亡後に、死亡保障額から借入金と金利を差し引いた金額を受取人が受け取った段階では課税対象となる。)
生命保険はもしもの時の為に契約するものであるが、現役引退後や子どもが成人後、はたまた各種ローンが返済した後などは生命保険としての機能は必要にならないケースが多い。
その一方で、日本人は制度が崩壊に向かっている年金問題を考えなければならない。
人口減少・少子高齢化が進む日本で、現行の現役世代が高齢者を支える賦課制度による年金制度がいつまで続くか分からないが、日本政府はこれといった対策を講じていない。
改悪を続けて、何とか制度を維持させるのが精いっぱいなので、自己努力で老後資金を構築していかなければならない。
こうした状況下で、リバースモーゲージは威力を発する。
現役時代はもしもの時の生命保険として契約して、現役引退後は年金として引き出していけば良いのだ。
二刀流やハイブリッド型の保険商品と言えるはずだ。
日本では「保障と貯蓄は別のもの」と保険営業マンやFPが力説しているが、それはあくまで日本の保険会社が両立できる商品を提供できていないだけなのだ。
海外には保障と貯蓄が両立できるプランがある。
こうした違いを知ると、日本と海外に金融格差が大きい事を理解できるはずだ。
⇒ ご質問やご相談等はこちらから。
海外の保険商品に興味を持ったのならば、どのように行動すべき?
生命保険の特性上、日本では保険証券(死亡保障額)を担保にしたリバースモーゲージの設定はまとめにできないはずだ。
それだけの利回りがないからだ。
生命保険のリバーズモーゲージなど、海外の保険商品に興味があれば、海外にある正規代理店に連絡してみるしかない。
CTF Lifeの場合は香港の保険会社なので、香港になる正規代理店に連絡をする事になる。
香港の正規代理店と言えど、日本人スタッフがいる正規代理店もある。
日本人スタッフがいてアフターサポートもしっかりしている正規代理店を選定すべきだが、もちろん商品や税制に詳しい正規代理店である事も重要だ。
また、香港などの海外にはCTF Life社以外にも利回りが良かったり、優れた特性を持った保険商品が上市されている。
多くの保険会社と提携している正規代理店であれば、選択できるプランの幅が広がる。
そうした正規代理店に直接連絡して、自身の予算や考え、家族構成などを伝えることにより、ご自身に合致した商品を案内してもらえるはずだ。
⇒ ご質問やご相談、正規代理店の選定でお悩みの方はこちらから。
コメント