金融立国である香港。
優れた金融商品・保険商品も多く、日本とは比較にならないほどの利回りで運用されている商品もたくさんある。
そんな香港で日本居住の日本人を受け入れている保険会社を勝手にランキングしてみようと考えてみた。
だが、日本居住の日本人を受け入れている香港の保険会社はランキングが作成できるほどの数がない。
純粋な生命保険を提供していて、日本人を受け入れている香港の保険会社は2~3社しかない!
香港にはとても多くの保険会社がある。
日本でもお馴染みのzurichlife(チューリッヒ)やAXA(アクサ)、Mass Mutual(マスミューチュアル)やPrudential(プルデンシャル)なども香港で活動している。
こうした保険会社が香港で提供している保険商品は、日本で上市されている商品とは全く異なるものとなっている。
しかし、日本に進出しているこれらの保険会社の場合、日本居住の日本人は香港などの海外版を契約する事はできない。
担当エリアの問題があるのだろう。
日本居住の日本人がzurichlife(チューリッヒ)やAXA(アクサ)、Mass Mutual(マスミューチュアル)やPrudential(プルデンシャル)などの香港版の保険に加入したいと思っても契約は受け入れてもらえず、日本版しか契約ができないのだ。
香港のオフィスに問い合わせをしても、日本居住の日本人は日本支社に連絡してくださいと言われるはずだ。
いくら外資系と言えど、日本に上市していると日本版となり利回りなどの商品特性はかなり落ちてしまうので、残念な商品しか契約できない。
ちなみにだが、香港のzurichlifeは日本居住者を以前は受け入れていたのだが、2009年に日本居住者の受け入れを停止している。
担当エリアの問題と書いたが、つまりは日本居住の日本人が日本に進出している外資系保険会社の海外版商品を以前は契約できたのだが、今はそうしたルートが全て閉ざされてしまったのだ。
なので、日本に進出していない海外の保険会社で、日本居住の日本人を受け入れている保険会社が狙い目となる。
日本居住の日本人を受け入れていて、生命保険を提供している香港の保険会社ランキングを発表したいのだが、Sun Life Hong Kong社とCTF Life社(旧名FTLife)の2社が知られているところだろう。
加えて、Fubon Life Insurance (Hong Kong)くらいの状況である。
(3社とも生命保険以外に貯蓄型保険商品など多くの優れた商品を提供している。)
なので、生命保険を提供している保険会社ランキングを作成できるほどの数がないのが現状だ。
生命保険を提供していて、日本居住の日本人を受け入れている保険会社のランキングを作ろうにも2~3社だけしか無いので、ランキングも何も無い状態となっている。
日本居住の日本人向けに生命保険を提供していない海外の保険会社の評価が悪いという意味では決してない。
日本人で香港の保険会社のランキングを知りたい人と言うは、Whole Life(ホールライフ)と呼ばれる貯蓄型の生命保険や、Universal Life(ユニバーサルライフ)と呼ばれる富裕層向けの生命保険を提供していて、実際に加入を受け入れてくれる会社のランキングを知りたいと考えているはずだ。
こうした生命保険を提供していて、日本居住の日本人を受け入れている香港の保険会社はSun LifeとCTF Life、そしてFubon Lifeしか見当たらないのが現状なので、3社で特にランキングを作ろうとは思えない。
3社共に取り扱っている正規代理店に連絡して、自分自身に合った保険商品を検討してみれば良い。
そう考えると、私がランキングを作らない理由も理解できるのではなかろうか?
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サンライフ香港社とCTF Life社の概要をざっくりとまとめてみた!
3社の中で日本人が多く加入していると言われているサンライフ香港社(Sun Life Hong Kong)とCTF Life社について超簡単にまとめてみたい。
サンライフ香港

↑サンライフ香港社の生命保険ライフブリリアンスの概要はこちらから。
サンライフ香港社は生命保険だけでなく、貯蓄性保険やAnuity(アニュイティ)と呼ばれる年金保険、クーポン(配当)型の商品など多くの種類の保険商品・金融商品を提供している。
サンライフ社の母体はカナダにあるが、1865年に設立されていて160年の歴史がある保険会社である。
香港に進出したのも1892年であり、香港での活動も130年以上と歴史があり信頼性の高い保険会社となっている。
CTF Life

↑CTF Life社が提供する生命保険On Your Mindの概要はこちらから。
CTF Life社は保険証券を担保にして、将来的に融資として非課税で年金を受け取れるOn Your Mindと呼ばれる生命保険を提供しており、サンライフ香港社と同じような貯蓄性保険商品なども提供している。
CTF Life社は旧社名のFTLifeの方が馴染みがあるかもしれない。
1990年にフォルティスグループの保険部門、フォルティスホールディングとして設立後、2016年に中国最大のプライベート・エクイティの投資機構の1つであるJDグループの100%子会社となり、FTLife(FTLife Insurance Company Limited)に改名した巨大保険会社である。
その後、2024年に同じくJDグループ傘下である香港の貴金属販売で有名なChow Tai Fook(周大福)の名前を取ってChow Tai Fook Insurance Company Limited(周大福人寿保険有限公司)となったのだ。
生命保険に限らず、海外の保険に興味があれば、サンライフ香港社やCTF Life社のいずれかの商品を契約しておけばニーズに足りると思う。
もちろん、サンライフ香港社やCTF Life社が提供する貯蓄型生命保険(ホールライフ)は国内生保が提供するものとは比較にならないほどの利回りになっていて、サンライフ香港社のユニバーサルライフでも国内生保と比べて格段に安い保険料で契約する事ができる。
(ユニバーサルライフは死亡保障1億円以上など富裕層・資産家向けプランになっている。)
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香港の保険商品を契約したい方へのアドバイス!
問題は、zurichlife社が日本居住者の受け入れを打ち切ったように、Sun Life社やCTF Life社がいつまで日本居住の日本人を受け入れていくれるかは誰にも分からないという点だ。
生命保険に限らず、こうした金融商品のプロバイダーが日本居住の日本人を打ち切ると決めてから最終受け入れ日までの時間の猶予はほとんど与えられない。
過去の例からすると、長くて1ヶ月くらいである。
なので、そうしたアナウンスを受けてから対応したら間に合わないかもしれない。
興味がある人は行動を早めた方が良いだろう。
サンライフ香港社やCTF Life社の生命保険に興味がある人はどのように契約すれば良いかと言えば、香港の正規代理店に直接連絡する事がスタートとなる。
正規代理店はIFA(Independent Financial Advisor)と呼ばれていたりする。
香港の保険業務は「香港保険業監管局」で管理監督されているので、サンライフ香港社やCTF Life社の商品に興味がある人は、この香港保険業監管局に登録されている正規代理店(IFA)に直接問い合わせてみる必要があるのだ。
日本人スタッフがいて、日本居住の日本人の受け入れ実績やサポート経験が豊富な正規代理店もある。
そうした正規代理店に直接問い合わせてみて、先ずはご自身に合った商品・プランについて相談してみるところから始めてみては如何かと思う。
サンライフ香港社やCTF Life社、Fubon Life社の全てを取り扱っている正規代理店に連絡すれば、ご自身に合ったプランを案内してもらえることだろう。
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