日本の相続税は最高税率55%となっていて、富裕層や資産家は相続税対策を考えなくてはならない。
お子さんやお孫さんにどのように資産を承継していくかを真剣に考えていることだろう。
とは言え、日本国内の保険商品・金融商品で満足に相続対策ができるようなプランは見当たらない。
海外に目を向けてみるとどうなのだろうか?
サンライフ香港社の養老年金保険商品は契約者や被保険者を何度も変更可能で利回りも高い!
相続税対策のポイントとして、如何に資産をお子さんやお孫さんに承継していくかを考える必要がある。
日本の保険で行える事と言えば、生命保険を契約して契約者名義を変更する事くらいではないだろうか?
(生命保険の名義変更は生前贈与の対象とはならない。)
ところが、日本の生命保険の場合はそもそもの利回りが良くないので、被保険者が早く亡くならないとその価値がどんどん目減りしていってしまう。
また、コロナ禍後半から日本円の価値が減少しているので、日本国内で日本円ベースで資産について考えていると、知らず知らずのうちに実質的な資産価値は大きく減っていく事になってしまう。
海外の保険商品の場合、契約後に保険会社の運用によって資産価値は大きくなっていく。
解約返戻金は長期的に見れば6~7%で複利運用されるのだ。
そのリターンが10年後に約1.5倍、20年後に約3倍、30年後に約5.5倍と見積もられている商品もある。
利回りだけを見ても、日本の保険商品とは比較にならない数値に驚くと思う。
そして、海外故にドル建てなどの外貨建て商品となるので、日本から海外に資産を逃避させて、外貨で資産保全が行えるようになる。
また、商品によっては契約者だけでなく、契約中に被保険者を何度も変更可能と言う特性を持ったものまである。
更には、証券を分割する事も可能となっている。
契約者・被保険者が変更な特性を活かして、然るべきタイミングでお子さんやお孫さんに名義を変更できる。
証券分割が可能な特性を活かすと、お子さんやお孫さんが複数人いても、人数に合わせて証券を別けられるので、相続が争族になる事を防ぐことが出来るのだ。
被保険者が変更可能であったり証券が分割可能商品は生命保険ではなく、正しく書けば養老年金保険・貯蓄型保険商品となる。
日本居住の日本人を受け入れている海外の保険会社は少ないのだが、そうした商品の一例として、2024年の年末に上市されたサンライフ香港社のRoyalFortune Savings Planが挙げられる。
この商品は、一括支払い型のドル建て商品となっているが、最低投資額がUSD125,000(計算しやすいように1ドル160円で算出すると2,000万円)となる。
富裕層・資産家向けのプランと言えるだろう。

上のリンクをクリックしてもらうと、途中でサンライフ香港社のSunJoy Globalという商品との比較が出てくる。
SunJoy Globalは最低保険料はRoyalFortune Savings Planと比較すると少額から始められるのだが、そうなると契約目的の主眼は純粋な資産価値向上になってくるのかなと思う。
資産価値は20年後に約3倍、30年後に約5.5倍となるので、将来的には相続税が発生するか否かに関わらず、お子さんやお孫さんにどのように資産承継していくかを考えられるべき商品と言えるはずだ。
資産承継に着目すると、RoyalFortune Savings Planは被保険者が120歳になるまで(もしくは最初の契約から120年)が契約期間となるが、SunJoy Globalの場合は被保険者を変更させる度に満期がその被保険者が120歳になるまでと延びていく。
つまりは、SunJoy Globalは被保険者を変更させていけば子々孫々に亘って証券を承継していく事ができるのだ。
どこまでの資産承継を考えるかにもよるが、永く子孫に資産を遺していきたいのであれば、SunJoy Globalを選択するのが良いのかなと思う。
養老年金保険について語ってきたが、サンライフ香港が提供しているクーポン(配当型)商品VISIONを活用する人もいたりする。

VISIONの利回りは確定2.3%+非保障のクーポンとなっている。
リターンだけを単純に見ると、RoyalFortune Savings PlanやSunJoy Globalと劣るが、VISIONのクーポン部分は香港内の銀行であれば毎月受け取り可能なので、正に年金のように受け取る事ができる
そして、非保証のクーポンは年数が経過する毎にパーセンテージが大きくなっていく。
例えば、10年目の非保証部分のクーポンは0.4%だが、50年目は3.0%となっている。
また、毎月受け取らずに複利運用するとクーポン部分に3.5%の金利が付くので、長く複利運用させた方が良い商品である。
そして、RoyalFortune Savings Planと同じように被保険者が120歳になるまで(もしくは最初の契約から120年間)の間は何度も契約者、被保険者を変更できる。
契約1年後から年金を受け取りたく、加えて将来的には相続対策・資産承継を考えている人にはVISIONを選択するという考えも当てはまらなくはない。
こうした商品、親を保険者にしてお子さんを被保険者に契約する事ができる。
契約者は18歳以上となるが、被保険者は0歳児から可能。
お子さんが0歳の時に被保険者として契約をしたら契約年数をとても長く取ることができ、お子さん以降の代を含めてお金に苦しむ事は無くなるはずだ。
そして、お子さんが18歳以上となった然るべきタイミングで契約者をお子さんに変更するスキームもできたりする。
また、第三者支払いも可能なので、支払いを祖父母に行ってもらう事も可能となっている。
海外の保険商品は利回りが良いと見聞きする事があるが、利回りだけでなく、契約者や被保険者が変更できる点も日本の保険会社が提供する商品と差別化されてしまう。
こうした商品、日本で設計される事は考え辛い。
こうした商品を設計する思考は、日本の保険業界・金融業界には無いはずだ。
思考だけでなく環境や政策面を含めて困難だ。
香港は相続税が無い国であり、こうした商品は相続対策として上市されているものではないのだが、それでも日本人が相続対策・資産承継用プランとして活用できるのは興味深い。
こうした商品を見ると国内外の金融格差が大きいと気付くのだが、それを使うも使わないもあなた次第。
☆ご質問やご相談等はこちらから。
海外の保険商品はどこで扱っている?
サンライフ香港社の養老年金保険商品やクーポン商品の例を挙げて話をしてきたが、こうした海外の保険商品に興味を持ったのならば、どのように行動すれば良いのだろうか?
サンライフ香港を含め、海外の保険会社は自社で直接クライアントを受け入れてはいない。
IFA(Independent Financial Advisor)と呼ばれる正規代理店が契約からアフターサポートまでを請け負う事になっている。
その為、海外の保険商品に興味を持ったのならば、海外のIFA=正規代理店に連絡をする事になる。
海外の保険商品故に日本国内にそのIFA=正規代理店は存在しない。
ただし、海外の保険会社と言えど、日本人スタッフがいるIFA=正規代理店もある。
日本人スタッフがいるIFAで日本居住の日本人の受け入れやサポート実績が豊富なところに連絡をすれば良いだろう。
そうしたIFAであれば契約後も安心できる。
具体的な商品名を出して、「この商品を契約したい!」と切り出しても良いのだが、予算や考え、家族構成などを伝えて、ご自身に合致した商品について聞いてみるのが良い方法だと思う。
商品の特性上、IFAは長きに亘りお世話してもらう存在となるが、良きIFAと契約できたのであれば、長きに亘りサポートしてもらえる良きアドバイザーと巡り会えた事になるので、資産保全・資産価値向上が見込めることになるだろう。
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