海外投資・オフショア投資に興味がある人は、日本経済や日本円のリスクを感じているからだと思う。
日本人は国際分散投資をすべきであるが、ではどの通貨でも良いかと言えばそんな事はない。
国際分散投資はハードカレンシーを中心に!
各国の通貨、ハードカレンシーとソフトカレンシー(ローカルカレンシー)に分類される。
ハードカレンシーとは為替交換が容易な通貨な事で、Wikipediaによると以下4つの条件が挙げられている。
- 国際的に信用があること
- 発行国が多様な財を産出していること
- 国際的な銀行における取引が可能なこと
- あらゆる場所での換金が可能なこと
これらの条件に該当しない通貨がソフトカレンシー(ローカルカレンシー)と呼ばれる事になる。
世界三大通貨と呼ばれている米ドル・ユーロ・日本円を中心にポンド、スイスフランを加えた5通貨がハードカレンシーと呼ばれることが多い。
日本人からすると将来の日本円に対して疑問を持つかもしれないが、どちらにしても日本で暮らしていれば日本円は持っている事になるので、余裕資金は日本円以外で保持・所有していた方が良いだろう。
5通貨がハードカレンシーと呼ばれることが多いと説明したが、具体的にハードカレンシーとソフトカレンシーの層別がされている訳ではない。
以上の5通貨に加えて、香港ドル、豪ドル、ニュージーランドドル、シンガポールドルなどもハードカレンシーに加えてよいと思う。
以上の9通貨はマルチカレンシー口座となっているHSBC香港で取り扱っている通貨になる。
日本人は国際分散投資を行うべきだと思うが、だからと言って通貨だけを持っていても資産が増える訳ではない。
分散と言う意味では、通貨だけでなく時間も分散出来てファンドで運用する事によって運用先も分散できるオフショア積立投資がお勧めである。
日本居住の日本人が契約できるのオフショア積立投資はRL360°が提供しているRegular Savings Plan(RSP)とInvestors Trustが提供しているEvolutionしかないのだが、これらの商品はクレジットカードを使って引き落としができるので、コツコツと日本円を海外の投資口座へと移していける価値ある商品となっている。
オフショア積立投資は米ドルやユーロ、日本円などで積立通貨を選択できるのだが、運用はファンドで行われる。
ファンドの多くは米ドル建てとなっているので、どの通貨で契約をしても、ほぼ米ドルがベースで運用される事になるので、自然と分散投資が行われることになる。
日本人で日本円の将来を悲観している人にとって、オフショア積立投資は国際分散投資ができるとても有用な商品であると言える。
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