日本人でも活用できる香港の私的年金Policy Reverse Mortgage Program(PRMP)=保険証券リバーズモーゲージプログラムとは?

年金問題

日本の公的年金は崩壊に向かっており、自助努力で将来資金を構築する必要がある。

だが、将来も重要だが、もしもの時の為に生命保険の購入が必要な事もあるだろう。

日本では保険会社が提供する年金プランも生命保険も価値あるものがほぼ存在しないが、オフショア金融センターである香港であれば、両立できる商品が存在する。

保険証券を担保にしてローンにより年金受け取りが可能となるスキームが香港にはある!

日本に公的年金と私的年金があるように、香港でも公的年金と私的年金が存在する。

香港の公的年金はMandatory Provident Fund(MPF)と呼ばれる制度であり、18歳以上~65歳未満のパート社員を含めた従業員の加入は強制となっている。

会社と従業員が折半して積立金を拠出する仕組みになっているので、従業員としては有難い制度と言えるはずだ。

日本でも稀に企業が年金保険料を補ってくれるところがあるが、日本人からしたら羨ましい制度と感じると思う。

そして、私的年金(補助制度)としてQualifying Deferred Annuity Policy(QDAP)やPolicy Reverse Mortgage Program(PRMP)などもある。

QDAPは所得控除に関する制度となっていて、QDAPとして認可された年金保険商品はMPFの任意積立分と合算して最大HKD60,000の控除が受けられる制度となっている。

ただし、MPFは香港の企業に勤めていなければ加入できず、QDAPも香港で納税していなければ控除対象にはならない。

従って、MPFやQDAPは日本居住者からしたら、指をくわえて見る事しかできない。

 

また、香港にはPolicy Reverse Mortgage Program(PRMP)と呼ばれる仕組みもある。

2019年に認可されたスキームなのだが、自分が加入している生命保険の証券を担保にして年金を受け取れるようになっているのだ。

死亡保険金額を担保にするので、現役時代はもしもの時の為に活用でき、リタイア後は死亡保険金額を切り崩しながら年金を受け取れる仕組みとなっている。

生命保険と年金保険を組み合わせたハイブリッド型の保険と言える。

現役時代のもしもの時の為と将来の老後資金に備えられる、とてもバランスの取れた金融商品となっている。

香港などの生命保険は保険会社の運用によって死亡保険金も解約返戻率も徐々に増加していくので、現役時代はもしもの時の死亡保障を重視して、現役引退後は年金受け取りに移行すると言った考えが一つの商品で賄える。

日本の場合は「保障と貯蓄は別のもの」と保険営業マンやFPが言っているが、それは日本の保険商品の運用が悪かったり、フレキシブルな商品設計をできない環境が影響している。

「保障と貯蓄は別のもの」と言いつつ、実際には保障と貯蓄のどちらに着目しても大した商品は上市されていない。

海外では一つの保険証券で保障と貯蓄を両立出来てしまうのだから、日本と海外の金融格差はとても大きいことが分かる。

 

リバースモーゲージで年金受け取り中に亡くなった場合は、その差額分が死亡保険金の受取人に渡る事になる。

香港などの生命保険は保険会社の運用によって死亡保険金が徐々に増加していくのだが、そこに担保率も加味されるので、年金受け取り額が死亡保険金額を上回る事はない。

(年金受取額が死亡保険金額以上に設定する事はできず、亡くなる前に保険金が枯渇して追加で拠出を求められる事はない。)

そして、大きな特徴の一つとしてリバースモーゲージで受け取る年金は死亡保険金を担保に保険会社からお金を借り入れているというスキームになっていて、保険会社に借金する事になるので、非課税で年金を受け取れるのだ。

借金と言えど、自分自身が契約した保険証券の死亡保険金額部分から目減りしていくので、もちろん返済の必要は無い。

海外の生命保険は一部引き出しができ、年金のように受け取る人もいるが、単に一部引き出しする場合は課税対象となる。

一方、リバースモーゲージでの年金受け取りは非課税であり、大きなメリットと言えるはずだ。

(メリットというのは日本居住の日本人からの視点である。

そもそも、香港の場合は投資での利益や保険金受け取りに関しては非課税なので、香港居住者にとっては特別な事ではない。)

 

⇒ ご質問やご相談等はこちらから。

 

リバースモーゲージプラグラムは日本居住の日本人でも契約可能?

リバースモーゲージは香港の銀行が保険会社との間に入り貸し付けを行う事が多い。

その為、日本居住の日本人にこのスキームを提供している保険会社は少ない。

例えば、最も多くの日本人を受け入れていると言われているサンライフ香港社は、日本人に対してはこのシステムが搭載された商品を提供していない。

だが、唯一CTF Life社(旧名FTLife)のOn Your Mindという生命保険は、CTF Life社自身がリバースモーゲージを設定しているビルドインシステムになっているので、日本人でも活用できる。

CTF Life社(旧名FTLife)の生命保険On Your Mind!現役時代は死亡保障が厚く将来的に保険証券を担保に融資=非課税で年金受け取り可能!
CTF Life社(旧名FTLife)の生命保険商品On Your Mindのシミュレーションや商品概要のまとめ。現役時代は死亡保障を厚めに、将来的には保険証券(死亡保険金額)を担保に融資で資金を引き出せるのが特徴的な商品。融資なので借り入れとなり、課税対象とはならない。

↑このリンク内にシミュレーション例を載せているが、日本の生命保険とは違い、年々死亡保険金額が上昇していく。

日本の生命保険の場合は契約時に設定した死亡保険金額はほとんど変わらないので、早く死ななきゃ意味がないと揶揄されるが、それ故にインフレリスクや長生きリスクに対応できていない。

香港の生命保険は死亡保険金額だけでなく、解約返戻金も年々上昇していくので、インフレリスクや長生きリスクにも対応できるようになっているのだ。

そして、以下条件によって、自身の死亡保険金(保険証券)を担保にして非課税で年金を受け取れるようになっている。

◆被保険者60歳以上
◆保険料支払い期間終了済み
◆契約から15年以上経過
◆死亡保険金が65,000USD以上
◆融資期間:15、20、30、40年
◆融資受取頻度:月単位、半年単位、年単位

日本の保険会社では到底達成不可能な利回りになっているが、それだけではなく、日本の保険会社は全く持って設定不可能な年金受け取り方法となっているのが興味深い。

 

⇒ ご質問やご相談はこちらから。

 

CTFLife社の生命保険On Your Mindなど海外の保険商品に興味をもったらどうすべき?

こうした海外の保険商品に興味がある方は、香港にある正規代理店に直接問い合わせて、見積もりを取ったりリバースモーゲージの説明を聞いてもらえればと思う。

海外の保険会社は直接クライアントを受け入れてはおらず、IFA(Independent Financial Advisor)と呼ばれる正規代理店が契約からアフターサポートまでを請け負う事になっている。

もちろん、海外の保険会社の正規代理店=IFAなので、日本国内には存在しない。

海外にある正規代理店に連絡をして、先ずは自分自身にどの商品が合致しているかを相談してみることになる。

今回例に出したCTFLife社のOn Your Mindが合致するかもしれないし、予算や考え、家族構成などを伝えた結果、異なる商品の方が良いと言う結果になるかもしれない。

 

海外にある正規代理店と言えど、日本人スタッフがいて、アフターサポートまで責任持って行ってくれるところもあるので、そうした正規代理店を選定すべし。

契約やアフターサポートなどを紹介者や仲介会社に丸投げしてしまう正規代理店もあるようだが、そうしたネットワークビジネスやマルチレベルマーケティングのような体制にしている正規代理店で契約すべきではない。

紹介者や仲介会社を間に挟むと商品知識が乏しくなり、アフターサポートも杜撰になるなどプラスな事は何もない。

責任の所在も曖昧になるので、先々問題が生じることが多い。

自社で直接クライアントと向き合ってくれ、日本居住の日本人の受け入れやサポート実績が豊富な正規代理店を選定できれば安心できるはずだ。

 

⇒ ご質問やご相談、正規代理店の選定でお悩みの方はこちらから。

コメント

タイトルとURLをコピーしました