海外オフショア香港の法人保険はサンライフ?もしもの時や役員退職金構築、節税や相続で生命保険はCTF Life/貯蓄保険はFubonが活用可能!

生命保険

香港などのオフショア金融センターの保険会社で日本人に一番有名なのはサンライフ香港社だと思う。

しかし、サンライフ香港社は2023年7月から香港と関係性のない法人との新規契約を打ち切った。

個人での契約は未だ可能だが、純粋な日本法人での契約はほぼ不可能な状況となっている。

海外オフショア籍の保険商品を法人で契約したいのなら、生命保険はCTF Life社(旧社名FTLife)のOn Your Mind、貯蓄性保険はFubon Life社のProsperity Booster Whole Life Plan 5!

中小企業経営者などは法人での保険契約を考えている人が多い。

その目的は経営者(オーナー)にもしもの事があった時の為や、節税や相続対策、役員退職金構築など様々であるが、日本の保険会社が提供するプランで満足いくものはほとんどないと頭を悩ましている人が少なくない。

悩んだ結果、海外オフショア籍の保険会社が提供する商品に注目したりする経営者もいるようだが、サンライフ香港社が法人契約を打ち切った今、どのような商品が法人契約として合致するのだろうか?

私が思うところでまとめてみたい。

先ず、経営者(オーナー)がもしもの時に加入する生命保険としてはChow Tai Fook Insurance Company Limited(周大福人寿保険有限公司)が提供しているOn Your Mindが良いだろう。

(*Chow Tai Fook Insurance Company Limited、通称CTF Lifeは2024年にFTLifeから社名変更した保険会社である。)

というのも、Whole Life型の生命保険で日本の法人で契約できる海外オフショア籍はCTF Life社のOn Your Mindしか見当たらない。

もちろん、支払保険料に対する死亡保険金は日本の生命保険とは比較にならないほどの割合となっている。

40歳の非喫煙男性が加入した時の支払保険料に対する死亡保険金は以下のようになっている。

・50歳時:537%
・60歳時:354%
・70歳時:397%
・80歳時:421%
・100歳時:761%
・128歳時:2672%

満期は128歳なので、期間としては十分すぎるが、途中で解約したとしてもその返戻金もとても大きな額となっている。

・50歳時:104%
・60歳時:181%
・70歳時:232%
・80歳時:249%
・100歳時:761%
・128歳時:2672%

被保険者を誰にするかによって、役員退職金構築として活用する事も可能である。

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経営者によっては節税目的で法人契約をお考えの人もいるだろう。

その場合は、特に死亡保障を求めていない事も多い。

そうした人にお勧めできるのは、Fubon Life Insurance (Hong Kong) Company LimitedのProsperity Booster Whole Life Plan 5である。

この商品は貯蓄性保険商品となっているが、契約1年終了後の解約返戻金割合は0%(資産圧縮率100%)、契約2年経過後の解約返戻率は42%(資産圧縮率58%)となっている。

契約1年後から2年の間に代表取締役などの個人に譲渡すると、その間は日割り計算になるので、資産圧縮分の58%~100%が損金算入できるのだ。

保険商品の名義変更によって損金算入させて節税を考える経営者もいるが、法人の譲渡(相続)時にこのスキームを活用するケースもある。

解約返戻率が低い段階で法人名義を変更すれば資産価値を圧縮した状態で譲渡できるので、相続税率を下げられる効果があるのだ。

もちろん、契約を継続したり個人へ譲渡後も時価総額(解約返戻金率)は増えていく。

支払保険料に対する解約返戻率は以下のようにシミュレーションされている。

・10年目:136.8%
・20年目:262.5%
・30年目:562.8%

この為、この商品も役員退職金構築プランとして活用できる。

節税対策や相続対策で契約者名義を譲渡したとしても、譲渡後に資産価値は上がっていくので、受け取った側は嬉しく感じるはずだ。

この商品は保険証券を分割する事も可能となっている。

役員の人数に合わせて複数の契約をしてももちろん良いのだが、一つだけ契約をしておいて、後から役員の人数に合わせて証券を分割する事もできるのだ。

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海外、特にオフショア金融センターと呼ばれる地域には日本とは比較にならないほどの利回りの商品があると言われるが、利回りだけでない特性も併せ持っている。

その特性をどのように使うかが考えどころだが、正規代理店と話しながら決めていけば良い。

 

⇒ ご質問やご相談等はこちらから。

 

海外の保険商品はIFAと呼ばれる正規代理店が契約からアフターサポートまでを担当する!

保険と聞くと小難しく訳が分からないと感じる人が多い。

法人保険となれば尚更だ。

それが海外の保険商品となれば思考が停止する人もいるかもしれない。

だが、海外の保険商品は日本の保険商品のような複雑さはなくシンプルな設計なものが多い。

そして、利回りが良く有用な特性を持っていたりする。

問題はどの商品をどのように活用するかであるが、それは正規代理店であるIFAと話をしながら決めていけば良い。

こうした海外の保険商品の契約は、Independent Financial Adviser=IFAと呼ばれる正規代理店が契約からアフターサポートまでを請け負う事になっている。

海外の保険会社は直接クライアントを受け入れてはおらず、IFA=正規代理店がその窓口になっているのだ。

海外の保険商品なので日本には正規代理店は存在しないが、日本人スタッフがいる海外の正規代理店(IFA)もある。

海外の保険商品や海外のIFAと聞いて、語学力の問題が頭をよぎった人も多いかもしれないが、日本人スタッフがいるIFAもあるので、日本語で安心してやり取りできるのだ。

日本人スタッフが在籍していて、日本法人の受け入れやサポート実績が豊富なIFAを選んでおけば問題ないだろうし、そうしたIFAであれば、経営者・オーナーの考えや予算に応じたプランを案内してもらえるはずだ。

法人(ご自身)の予算や考え、会社の状況(家族状況)などをIFAに伝えることによって、最適な商品プランやスキームについての戦略を練ってくれる。

海外オフショア籍の保険での法人契約で、もしもの時の為、節税や相続対策、役員退職金構築などをお考えの方は、先ずは海外にあるIFAに直接連絡して相談してみる事から始めるのをお勧めしたい。

そして、サポート力があるIFAであれば、契約後も安心して事業に注力できる。

CTF Life社、Fubon Life社、Sun Life Hong Kong社を含めた多くの保険会社と提携しているIFAに話を聞いてみると、広い視野からご自身のお考えや予算に合ったプランを選定してくれる事だろう。

良きIFAに出逢えれば、法人として個人として、資産が保全され、資産価値が向上していくはずである。

 

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