「海外の保険商品は日本とは比較にならないほどの利回りで運用されている。」とは良く聞く話。
事実、年間利回り4%程度で運用されている商品は多い。
利回り4%だと18年で資産が2倍になる計算であり、日本の保険会社では到底出せない数値であろう。
(2022年の世界的な金利上昇により、利回り6~7%へと向上している!
利回り6%で計算すると、12年で資産が2倍、24年で4倍、36年で8倍になるイメージだ。)
オフショア保険にはどのような種類の商品があるの?
「保険商品」と一口に言ってもとても幅が広い。
生命保険や年金保険、貯蓄性保険に学資保険、医療保険に損害保険etc
香港などのオフショア地域にもこうした商品は提供されているが、海外の保険商品で日本国内での損害をカバーしてくれるような保険は提供されていないと思う。
損害の程度を海外からでは評価し辛いからだろう。
また、日本居住者でも加入できる医療保険もあるが、あまりおすすめできない。
日本の医療保険はベット代などに対して受給できるが、海外の場合は診断結果に対して受給される医療保険がほとんどとなっている。
診断書を英訳して送付して、そこでジャッジしてもらう事になる。
単なる英訳ではなく専門用語となるのでハードルが高く、また何度も申請するとなると骨が折れる作業となる。
先ずはおすすめしない海外の保険商品について解説したが、もしもの時の生命保険や将来資金構築の為の年金保険、純粋な貯蓄目的の保険や教育資金構築で海外オフショアの保険を契約している人は多い。
香港などでは貯蓄型生命保険があり、もしもの時の死亡保障と将来資金を両立できるプランとなっている。
こうした海外の生命保険はとてもバランスが取れているのだが、保険業法186条に引っかかってくる。
そのリスクと比較してでも加入する価値があると判断する日本人も多いが、生命保険を避けて年金保険や貯蓄性保険に加入する人もいる。
また、香港などのオフショア地域の保険会社が提供している純粋な学資保険もあるが、学資保険だと汎用性が低くなるので、生命保険や貯蓄性保険で代用するケースが多いようだ。
これらの中から何がお勧めかと言われると、それは個々の予算や考え方によってくる。
自分にとってどの商品がおすすめになるかは正規代理店であるIFAに聞いてみるのが一番だ。
香港などで提供されているオフショア保険に興味がある方の契約方法とは?
幾つかの海外オフショアの保険商品を紹介したが、こうした商品はIFA(Independent Financial Adviser)と呼ばれる正規代理店が契約からサポートまでを請け負う事になっている。
自分がどの商品が合致しているか悩んだならば、IFAに先ずは相談して聞いてみてもらえればと思う。
そのIFAがある国や地域の保険業を管理監督する機関に登録されているかどうかが、IFA選定の一つのチェックポイントとなる。
香港のIFAであれば、香港保険業監管局に登録されているかどうかを確認すべし。
日本の金融庁には登録されていない商品になるので日本にはIFAは存在せず、海外のIFAに連絡する事になるが、日本人スタッフがいて日本人の受け入れやサポート実績が豊富なIFAも存在する。
海外の保険商品の契約に興味がある方は、直接IFAに連絡する事がスタートとなる。
直接連絡する行動を起こせるか否かで、将来の資産価値が変わってくる事だろう。
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