「ローン」と聞くと悪いイメージを抱きがちである。
もちろん、世の中には悪いローンも多々あるが、ローンを上手く活用して初期投資を抑えてレバレッジを効かすことができたり、自身の保険証券を担保にお金を引き出す事が出来るスキームがあったりする。
海外の保険商品のローンは効果的なものが多い!
ローンと聞いてマイナスなイメージを持つ人は多い。
日本の場合は不動産や自動車を購入する時にローンを組んでいるケースが多いが、それらの担保価値や自身の与信をベースにお金を借りる。
返済には金利を付けて返す必要があるので、金利の影響からかマイナスなイメージを持つのかもしれない。
また、日本の場合はそうした担保となる商品(不動産/動産)の価値が上がっていく事が考えにくく、結果として価値が下がっていくものに対して借金しているから負のイメージがあるのかもしれない。
日本でも不動産価値は上昇しているが、その前に上手くローンを組めていたら良かったのかなと思う。
では、プラスなイメージのローンとはどういったものになるのだろうか?
例えば、海外の生命保険は自身が加入する生命保険の証券を担保にして、プライベートバンクやローン会社が保険料の何割かを負担してくれたりする。


海外の生命保険の価値がそれだけ高いからこそできるスキームであるが、高額な保険金の商品を2割程度の保険料で購入できるのは価値がある。
ローンを組んでいるので金利を付けて返す必要があるが、その金利以上の利回りで運用されているものが多く、運用分でローンを支払い、証券価値はそれでも増えていくのである。
日本の保険商品で保険証券を担保にローンを設定する事などできないはずだ。
それは何故なら、それだけ価値ある商品(証券)が存在しないから。
仮に設定できたとしても、どこかの比較的早いタイミングで返済金利分が証券価値を上回ってしまい、証券価値が消滅してしまうだろう。
日本の不動産や自動車購入時に良いローンが組めないのはその商品自体の価値が下がっていくからと先述したが、良いローンを組むにはその商品自体の価値が上がっていく事言うことが一つの条件になると言える。
購入時だけでなく、生命保険の死亡保険金を将来的に担保にして年金を受け取るというスキームが組み込まれた商品もある。
現役時代はもしもの時の為に死亡保険金を頼りに、リタイア後はその死亡保険金を担保に融資してもらい、年金として受け取れる商品である。
年金は死亡保険金と引き換えに受け取るのだが、海外の生命保険の場合は運用利回りにより死亡保険金は年々上昇していく。
この利回りと融資(ローン)金利がどちらが強いかという話になるのだが、この商品は融資によって保険証券の価値が消滅しないようになっている。
それだけの利回り=証券価値があるという事だ。
日本にいると良いローンを組めるだけの価値ある商品が見当たらないが、海外の保険では良いローンを組んだスキームやプランで購入する事ができるのだ。
こうしたスキームが組める組めないというのも、日本と海外の金融格差と言えるだろう。

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海外の保険商品はIFAが正規代理店となるのだが、プライベートバンクやローン設定ができる知識を持ったIFAは限られる!
海外の保険会社は直接クライアントを受け入れてはおらず、IFA(Independent financial Advisor)と呼ばれる正規代理店が契約からアフターサポートまでを請け負う事になっている。
その為、海外の保険商品に興味があればIFA=正規代理店に連絡をする事になる。
もちろん、海外の保険会社のIFAなので、そのIFAは日本国内には存在せず、海外にあるIFAに連絡をする必要がある。
海外のIFAと聞くと語学力などが気になるかもしれないが、日本人スタッフが在籍しているIFAもある。
そうしたIFAを選んで連絡をすれば良いが、単に保険商品の契約だけでなくローン設定なども気になるならば、そうした知識を持ったIFAを選定する必要がある。
日本人スタッフがいるIFA自体限られており、その中で知識力があるIFAとなると更に限定される。
(ローン関係なく、知識力があるIFAを選んだ方が良いのは説明する必要もないだろう。)
また、保険商品なのでアフターサポートも重要となってくる。
つまりは、日本人スタッフがいて、日本人の受け入れやサポート実績が豊富なIFAであり、保険商品は元よりローン設定などの金融全般に詳しいIFAを選ばなければならない。
こうしたIFAを選定できれば、ご自身に合致した商品を良きスキームで契約でき、将来に亘っても安心できるようになるはずだ。
☆ご質問やご相談、正規代理店=IFAの選定でお悩みの方はこちらから。
(2025年追記)海外でも金利上昇により、保険商品のローン活用は難しくなっている!金利と物価と保険商品のお話。
海外の保険商品にローンを活用するとお得に購入できる事があると説明してきた。
このコンテンツを書いたのがコロナ禍真っ只中の2022年5月。
その後、コロナが回復する共に米国を中心に金利が上昇していった。
その為、保険商品に対してのローン設定も以前と比較したらメリットが薄くなってしまっている。厳しい状況になっている。
方や日本はと言えば、マイナス金利からの脱却が精いっぱいと言った印象で相変わらずの低金利である。
世界は金利上昇させているのは物価も上昇しているからだ。
物価上昇・インフレーションと聞くと悪いイメージだけを抱く人もいると思うが、長期的に見れば物価は上昇する者である。
18世紀・19世紀・20世紀、そして21世紀と時代が進むにつれて物価は上昇している。
世界的に見れば、給与も上昇しているので間違った流れとは言えない。
ハイパーインフレにならないように金利を上げて引き締めていると言えるのだ。
だが、日本の場合は江戸時間・明治時代・大正時代・昭和時代と物価は高騰しているが、平成時代以降はそれほど物価は高騰していない。
令和時代になり、コロナ禍後半から日本でも物価高騰に苦しむ人が増えているが、日本の場合は給与水準がそれほど変わっていないのが問題だ。
日本の物価高騰は世界の物価高騰と比較するとそれほど高くはない。
だが、世界は繋がっている事を考えると、日本もいつ世界レベルのインフレーションに巻き込まれるか分からない。
その時に給与水準も上げられるか?金利も上げられるかが重要なポイントになってくる事だろう。
しかし、日本の場合は金利を簡単には挙げられないと言う問題点がある。
日本は多額の国債を発行している。
1,000兆円を優に超える国債発行額となっているのだが、その返済には金利を付けなければならない。
1,000兆円として1%で10兆円の返済額になる。
これは国家予算の約10%となることを考えると、簡単に金利を上げられないことが理解できると思う。
角度を変えて考えると疑問も生じるはずだ。
それは、どこの誰が低金利の日本国債を購入しているのだろうか?と。
日本国債は銀行や保険会社等の金融機関が購入している。
否、購入させられていると言った方が正しいかもしれない。
それ故に銀行の金利や保険商品の利回りは低いのだ。
このコンテンツでは海外の保険商品にはローンや担保の設定ができることを解説しているが、日本と海外の金融格差・保険格差があることが大前提となる。
日本の保険商品は利回り1%もあれば十分なのだろうが、海外では貯蓄型生命保険は利回り約5%、貯蓄に特化した保険商品であれば利回り6~7%で運用されている。
複利運用される数字なので、契約期間が長くなればなるほど、その差はどんどん大きくなっていくのだ。
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