インベスターズトラスト(Investors Trust=ITA)の信頼・信用性や評価/評判、口コミは?代表的な積立・一括投資商品や契約方法を徹底解説!

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オフショア籍の金融商品を提供しているインベスターズトラスト社(Investors Trust Assurance SPC = 通称ITA)に関する質問を受ける事が多い。

それだけ、日本人にも浸透してきているのだろう。

インベスターズトラスト社は信頼できる保険会社なのか?

インベスターズトラスト社が提供している代表的な金融商品にはどのようなものがあるのか?

インベスターズトラスト社が提供している金融商品は契約に値するのか?

と言ったところに加え、重要となってくる契約方法についても解説してみたい

 

目次
1.インベスターズトラスト社の会社概要
2.インベスターズトラスト社の主要金融商品の概要説明
2-1.Evolution(エボリューション)の商品概要
2-2.S&P500Indexの商品概要
2-3.Access Portfolio(アクセスポートフォリオ)の商品概要
3.インベスターズトラスト社の契約方法とは?

 

1.インベスターズトラスト社の会社概要!

インベスターズトラスト社の本社がある”ケイマン島”とは?

インベスターズトラスト社はケイマン諸島に本社がある保険会社である。

ケイマン諸島は、いわゆるオフショア金融センターと呼ばれる国・地域の一つで、税率を著しく低くすることで外貨を獲得したり経済が回りやすくするなどの政策により、国・地域を活性化させている。

アジアでは香港やシンガポールも同じくオフショア金融センターと呼ばれているが、こうした国や地域は小国・島国であることが多く、農業・工業などの産業が発展できない代わりに「金融」で国や地域の経済を安定化させて発展もさせているのだ。

ケイマン諸島は中南米にあり、キューバ・ジャマイカ・ホンジュラス・メキシコなどの中間に位置する。

その面積は259km2と徳之島(248km2)とほぼ同サイズの小さな島であるが、多くの資産運用会社や特別目的会社(SPC)が籍を置いており、海外の金融業者も多い。

インベスターズトラスト社自体はケイマン諸島に本社を構えているが、インベスターズトラスト社の場合はケイマン諸島以外にマレーシア・ラブアンやプエルトリコからも証券を発行できる体制を整えている。

⇒ インベスターズトラストの証券発行地は?ケイマン諸島/マレーシア・ラブアン/プエルトリコ!

 

インベスターズトラストの会社規模や格付けは?

インベスターズトラストと呼ばれているが、正確にはインベスターズ・トラスト・アシュアランス SPC(Investors Trust Assurance SPC)という社名であり、2002年に設立された比較的新しい保険会社である。

その頭文字を取って、ITAと省略して呼ぶ人も多い。

インベスターズトラスト社はケイマン諸島金融管理局の認可を受け、国際的な保険会社としての地位を高めている。

現在は40以上の国や地域で事業を展開中で、およそ13億米ドルの預り資産がある保険会社となっている。

そのクライアント数は、世界各国総数で50,000人を超えている。

インベスターズトラスト社は、ケイマン諸島会社法に基づきSPC(Segregated Portfolio Company)として登録されている。

これにより、法人の一般資産と顧客の資産を完全に分離して管理することが可能となり、顧客資産はインベスターズトラスト社の経営状況等の影響を受けることは一切ないので安心できる。

契約にはトラスト(信託)が採用されているので、投資家個々の個人情報や契約内容等については高い機密性が保持される。

これらのことから、アメリカの格付け会社であるAMベスト社は、財務力と長期発行者信用格付に対して共にA-(優れている)の評価を与えていて、客観的に信頼性の高い保険会社である事が分かる。

また、ケイマン諸島自体が世界で5番目のバンキングセンターとなっていて、格付会社ムーディーズよりAAAの評価を受けている。

インベスターズトラスト社は2012年にフレンズプロビデント・インターナショナルでセールス担当取締役や国際生命保険協会(AILO)で副会長を務めたボブ・ペイン(Bob Pain)氏をマネージングディレクターに、そして2014年には同じくフレンズプロビデント・インターナショナル社でゼネラルマネジャーを務めたデビッド・ナイト(David Night)氏もアジア販売部の責任者として招聘しており、体制の強化に努めている。

 

⇒ インベスターズトラスト社の会社概要や証券発行地についての質問はこちらから!

 

2.インベスターズトラスト社の主要金融商品の概要説明

インベスターズトラスト社からは積立商品や一括商品などの金融商品が提供されているが、ここでは日本人にとって利用価値が高いSavings Plan(オフショア積立投資商品)である「Evolution(エボリューション)」を中心に、元本確保型積立投資商品である「S&P500Index」や一括投資商品「Access Portfolio」についても簡単に説明をしてみたい。

2-1.積立投資商品Evolution(エボリューション)の商品概要

Evolutionは、他のオフショア保険会社が提供している積立投資商品と共通する部分と独自の方式を取っている部分がある。

Evolutionの積立商品の概要は以下の通り。

◆投資期間:10年・15年・20年・25年
◆通貨: ドル USD ($)
◆最低投資額:5年契約は月額200ドル、10年以上なら月額100ドル
◆初期期間:2年間
◆無料引き出し:初期期間終了後、USD1,200以上の残高があれば可能。
◆減額:初期期間終了後可能

Evolutionで積み立てた金額は、毎月ファンドを買い付けてポートフォリオを組んで運用していく事になる。

ファンド(ポートフォリオ)選定は自分自身で行う事もできるし、契約方法のところで後述するIFA(Independent Financial Adviser)と呼ばれる正規代理店に有料でお願いする事も可能である。

積立型のラップ口座となっているので、口座内でスイッチング(ファンドの交換)をするだけでは課税対象とならず、税の繰り延べ効果も活用できる。

クレジットカードで毎月引き落として積立ができるので、日本にいながら海外に資産を移し、海外を利用した資産保全・国際分散投資ができるメリットもある。

日本にいながら契約ができ、日本に身を置いたまま海外に資産を移すキャピタルフライト(資産移転)ができるのは大きな特徴となってくる。

また、オフショア積立投資の特徴である途中引き出しや減額も可能である。

ここまでは、他社が提供する一般的なオフショア積立投資と同じような商品設計となっている。

Evolutionが他のオフショア保険会社が提供する積立投資商品と大きく異なるのは手数料体系である。

Evolutionには層別すると2種類の手数料が必要となってくる。

一つは「プラン手数料:毎月7USD」、「資産管理手数料:毎月ファンド残高の0.125%」といった毎月固定で掛かる手数料だが、これは他のオフショア投資商品でも用いられている手数料である。

だが、年間管理料と言われるもう一つの手数料が他のオフショア積立投資商品とは異なっており、独特の方式となっている。

他のオフショア積立投資商品の多くが、メインとなる手数料を初期期間(初期ユニット)部分の時価総額に対して設定しているのに対し、イベスターズトラストのEvolutionは初期期間中に確定したユニット数(ファンド数)をベースにして毎年の基準時にファンド数×ファンド価格から手数料が算出されるようになっている。

Evolutionのその手数料割合は以下の通りである。

◆1年目から10年目:ユニット数×ファンド価格に対して1.9%
◆11年目以降:ユニット数×ファンド価格に対して0.35%

例えば、25年契約すると初期口座は24ヶ月(厳密には23.88ヶ月)となり、23.88ヶ月目までに確定したファンド数が基準ユニット数となる。

3年目、4年目はこのユニット数に比例した数字と、手数料が引かれる基準日でのファンド価格を掛け合わせて手数料が決定する。

(例えば23.88ヶ月で60ユニットのファンドを持ったとしたら、3年目は90ユニット、4年目は120ユニットとなる。)

他社のオフショア積立投資商品は、純粋に時価総額によって徴収される手数料が決定するのである程度分かりやすいのだが、インベスターズトラスト社のEvolutionは独特な算出方法になっているので、かなり分かり辛い。

ただし、色々とシミュレーションしてみると他社のオフショア積立投資商品と同等の手数料割合となる事が分かる。

他社のオフショア保険会社が提供する積立投資商品よりも手数料が安いとか高いとかいうことはなく、他社とほぼ同等と考えておけば良いだろう。

 

⇒ インベスターズトラスト社の積立投資商品Evolutionのご質問等はこちらから。

 

2-2.S&P500Indexの商品概要

インベスターズトラスト社では、Evolutionや他のオフショア保険会社が提供する積立投資商品とは異なるタイプの商品も提供されている。

それは、S&P500Indexという商品だ。

この商品はアメリカの株価指数S&P500Indexに連動した積立投資商品だが、契約年数によって元本確保が設定されている特徴がある。

契約年数 元本確保割合
10年 100%
15年 140%
20年 160%

例えば、15年で契約すれば、15年間に支払った総拠出額の1.4倍の元本が確保されるのである。

毎月500USDの契約であれば、総拠出額は500USD×12ヶ月×15年=90,000USDとなるので、その1.4倍である126,000USDが確保されると言う訳だ。

もちろん、S&P500Indexが上昇していき、元本確保以上の時価総額となればそちらの数字が優先される。

ただし、この元本確保を得るには契約期間中に積立の停止や一部引き出しなどをする事無く完遂する事が求められる。

元本確保は手数料引き後の数字となっているが、もし積立を停止したり一部引き出しなどをすると、手数料がそれ相応にかかってくるので注意が必要だ。

インベスターズトラストS&P500Indexの手数料は?

また、元本確保がどのようにして行われるかは具体的に開示されていない。

高格付け金融機関発行仕組債による元本確保

としか説明がされていないので、この点が気になる方も多いようだ。

 

⇒ インベスターズトラスト社の積立投資商品S&P500Indexのご質問等はこちらから。

 

2-3.Access Portfolio(アクセスポートフォリオ)の商品概要

インベスターズトラスト社では、積立投資商品だけでなく一括投資商品も提供している。

インベスターズトラスト社の一括投資商品の特徴として、クレジットカードでの引き落としが利用できる点が先ず挙げられる。

オフショア保険会社が提供するファンド運用型の一括投資商品で、クレジットカードで引き落としができるところは実は少ない。

銀行送金がメインだったりするが、インベスターズトラスト社はクレジットカードが利用できるので、積立ではなく一気に資産移転(キャピタルフライト)して資産保全・資産運用を行いたい方に特にお勧めできる。

インベスターズトラスト社の一括投資商品は大きく分けて2つあり、一つ目はPlatinum Plan(プラチナプラン)である。

この商品はEvolutionと同様にインベスターズトラストが用意したファンドの中から商品を選んでポートフォリオを組んでいけるプランとなっている。

もう一つはAccess Portfolio(アクセスポートフォリオ)である。

Access Porfolioは商品の選択肢がとても広くなっている特徴がある。

通常のファンドだけでなく、世界中の株式、債券、ETF、投資信託、ストラクチャード商品など幅広く投資先を選定できるようになっているのだ。

つまりは、Access Portfolioを契約すると、日本にいながらクレジットカードで一気に資産を海外に移せ、一つの口座で世界中のほぼ全ての投資商品にアクセスできるのだ。

所謂ラップ口座となっているので、ラップ口座内での投資商品のスイッチングであれば課税対象とはならず、税の繰り延べ効果の恩恵が受けられる事もメリットとなる。

Access Portfolioはとても有用な一括投資商品と言える。

(Platinum Planもラップ口座である。)

 

⇒ インベスターズトラストの一括投資商品Access Portfolioのご質問等はこちらから。

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3.インベスターズトラスト社の契約方法とは?

インベスターズトラスト社の会社概要や商品概要について、ある程度は理解できただろうか?

こうした海外オフショア籍の金融商品はIFA(Independent Financial Advisor)と呼ばれる正規代理店を介して契約する事になるのだが、IFAは契約時だけでなくアフターサポートも請け負う会社となっている。

手数料体系を含めた事前の商品説明や、契約後に何かあった時のことを考えれば、サポート役となってくれるIFAの選定はとても重要になってくる。

契約の際には、当然ながら正規代理店=IFAで詳細な商品概要を確認してから契約をしなくてはならない。

また、契約後も何か困ったことがあった時に正規代理店に質問できる状態でなければ不安が解消されない。

海外の金融商品であり長期契約商品となるので、アフターサポートはとても重要だ。

 

日本人を受け入れているIFAは10社ほどあると言われている。

IFAを選ぶ際、金融や商品について詳しい事はもちろんだが、日本に住んでいるのであれば、日本の法律に詳しいIFAであることも選定ポイントに入れなくてはならない。

IFAとクライアントの間に代理店?仲介者?のような会社や個人が入るケースがあるようだが、インベスターズトラスト社は日本の金融庁に登録されていないので、商品の勧誘や営業などの取引行為は金融商品取引法で禁止されているので注意が必要だ。

(海外の金融商品を購入する事自体は合法なのだが、販売側が規制されている。)

つまりは日本国内に正規代理店は存在せず、日本国内で営業や勧誘活動を行っている会社や個人は法律を理解していない事になる。

法律を理解していない人を間に入れた流れで契約すべきではない。

また、間に会社や個人を介して契約すると、その会社や個人がサポート担当となる事が多い。

紹介者・仲介者を使っているIFAはサポート業務を放棄して丸投げしている事になるのでそれだけでも問題だが、会社や人を多く挟むと責任の所在が曖昧になるだけでメリットなどは何もない。

そして、契約から数年後にそうした間に入ってくる会社や個人と連絡が取れなくなるケースがとても多い。

法律を理解していない会社や個人が長くサポートを継続できる可能性は低いのだ。

せっかく良い商品を契約したのに、サポートを受けられない「オフショア投資難民」となってしまったらとてももったいない。

海外オフショア籍の金融商品は販売側に多少の規制が掛かっているのだが、海外の金融商品を契約する事は何ら問題ない。

海外にある正規代理店に直接問い合わせて契約を行えば、金融商品取引法に抵触することなく合法となる。

そうした事を踏まえて、インベスターズトラスト社の契約は以下の流れが重要となってくる。

 インベスターズトラスト ー 正規代理店(IFA) ー クライアント(契約者) 

IFAと契約者の間に会社や人を無駄に挟む必要は全くない。

インベスターズトラスト社を取り扱っていて日本人を受け入れているIFAはいくつか存在するので、そうしたIFAに直接問い合わせをして、自分にあったIFAを選択することが重要である。

日本人スタッフがいて、日本人の受け入れ実績やサポート経験が豊富なIFAも存在するので、そうしたIFAを選定すべき。

インベスターズトラスト社の契約はゴールではなくスタートである。

長期契約となるオフショア投資商品をきちんと完遂してゴールを迎えるには、IFAのサポートをしっかりと受けられる環境であることが最重要ポイントとなってくる。

しっかりとIFAを吟味して、ご自身に合ったIFAを見つけていただきたい。

 

⇒ ご質問やご相談、正規代理店(IFA)の選定でお悩みの方はこちらから。

コメント

  1. 梶谷 より:

    すいません
    IFAの方ですか?
    それとも代理店の方ですか?

  2. なお より:

    初めまして。一年前からエボリューションを契約しているものです。少し質問があるのですが、メールでお聞きできますか?

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