先日、2020年12月末時点で個人(家計部門)が保有する現金が、初めて100兆円を突破したと日本銀行より発表があった。
タンス預金を増やす傾向が高まっているようだが、日本国内で日本円を溜め込んでもリスクが増すばかりである。
余裕資金は日本にいながら契約できる海外の米ドル建て金融商品などを活用して国際分散投資をすべきでは?
日本銀行が17日発表した2020年10~12月の資金循環統計(速報)によると、昨年12月末時点で個人(家計部門)が保有する現金が、初めて100兆円を突破した。前年同期と比べ、5・2%増の101兆円と過去最高となった。高齢者を中心に、自宅で現金を保管する「タンス預金」を増やす傾向が強まっている。
家計部門の「現金・預金」は4・8%増の1056兆円となった。預金は4・8%増の955兆円だった。
日本銀行の大規模な金融緩和政策で、ほぼ金利が付かない状況が続いているが、預金残高も増えている。政府は昨年、1人あたり一律10万円の定額給付金を支給したが、その一部が貯蓄に回った可能性がある。
「タンス預金」増え、個人保有の現金初の100兆円突破…前年比5・2%増【読売新聞】 日本銀行が17日発表した2020年10~12月の資金循環統計(速報)によると、昨年12月末時点で個人(家計部門)が保有する現金が、初めて100兆円を突破した。前年同期と比べ、5・2%増の101兆円と過去最高となった。高
2020年のコロナウイルスでの経済対策で1人あたり一律10万円が支給されたが、それをそのまま貯蓄やタンス預金に回した人が多く、結果として個人保有の現金が総額100兆円と超えたようだ。
そんなに日本円での保有額を増やしてどうするの?と思ってしまう。
日本の政治経済を見ていると、将来に備えてお金を置いておきたいと考えるのかもしれないが、日本円でのタンス預金や貯蓄は資産を増やす事よりもリスクを増やしている事だと気付かなくてはならない。
日本の政治経済を見れば、年金制度などの社会保障制度はいつまで維持されるか分からず、定期的に改悪されているので、現金を貯めこんでもしもの時に備えたいのかもしれない。
だが、そうした国の紙幣、どこまでその価値が維持されるか分からない。
物価上昇・インフレが起これば現金価値は相対的に下がっていく。
ハイパーインフレという恐ろしい事が起こるかもしれないが、緩やかなインフレであったとしても現金としての資産価値は下がっていく。
余裕資金を日本円で貯めこんでも意味がないどころかマイナスなのである。
とは言え、日本で納得できる利回りを提供してくれる金融商品が無い為に何の気なしにタンス預金をしているのかもしれない。
タンス預金は日々の生活資金だ!と言う人にとっては申し訳ない話だが、余裕資金が数百万円以上、例えば500万円以上あるのであれば海外にある利回り3~4%程度で運用される米ドル建ての金融商品を契約した方が良いのではないだろうか?
将来の危機感がある日本円リスクから解放され、利回り3~4%程度の複利運用により資産価値が上がっていく。
利回り4%で複利運用されると、72の法則に則って計算すれば18年で資産が倍になる。
(2022年の世界的な金利上昇により、利回り6~7%へと向上している!
利回り6%で計算すると、12年で資産が2倍、24年で4倍、36年で8倍になるイメージだ。)
こうした国際分散投資を行って、資産保全しながら資産価値を高めていく事が重要だと思う。

2024年には新紙幣の発行が決定している。
預金封鎖の流れでは?と考える人も増えているが、銀行に眠っているお金も含めて、資産価値が上がる事はなくリスクだけが高まっていく場所に余裕資金を置いていても仕方ない。
お金は然る場所に置いておくべきであり、利回り3~4%程度で安定的に複利運用される海外の米ドル建ての金融商品を活用すれば、インフレや預金封鎖への対策は可能。
今はコロナ禍で海外に行けないからそうした金融商品は契約できないのでは?と思うかもしれないが、海外に渡航せずとも日本にいながら契約できる商品もあったりする。
契約は海外の正規代理店を通して行う事になるが、日本人スタッフがいて日本人の受け入れやサポート実績が豊富なところもあるので、安心して契約できる。
便利な時代になったなと感じる人もいるかもしれないが、こうした金融商品を提供している海外の保険会社はいつまで日本人を受け入れてくれるか分からないので、タンス預金・余裕資金が国内にそれなりにある人は行動を急いだ方が良い。
命の次に大事なお金と言われるが、資産保全や資産価値向上を考えるのであれば、余裕資金の置き場所が日本である事はないはずだ。

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