日本とは比較にならないほどの利回りで運用されている香港の保険商品。
利回りが良い時点でかなり魅力がある商品と言えるが、運用商品なのでリスクを把握する為に、良い事ばかりではなくデメリットも知りたいと考える事も必要である。
香港の保険商品のデメリットはどこにあるのだろうか?
サンライフなど香港保険商品のメリット・デメリット
先ず、香港の保険商品のメリットを改めてお伝えしてみたい。
例えば、貯蓄型保険商品であれば、長期的に見れば利回り6~7%の利回りとなっていて、資産価値向上が見込めるのが最も大きなメリットと言えるだろう。
ただし、特に日本居住の日本人からすればそれだけではなく多くのメリットを享受できる。
それは、資産移転、資産分散、資産保全(資産防衛)、資産承継etcと言った点が挙げられる。
将来の日本円に対して不安を感じている人にとっては、特にメリットが大きくなっていくことだろう。
日本にいながら契約ができ、銀行間送金やクレジットカードの引き落としにより保険料の支払いができるので、資産逃避させる事ができる。
米ドル建ての商品がメインとなるが、海外にドル資産が保有できる国際分散投資が可能となり資産保全が行える。
また、契約者や被保険者を変更可能なので、お子さんやお孫さんに資産承継できるのだ。
↓詳しくは以下リンクで確認して頂ければと思う。↓

では、デメリットはどんな点があるのだろうか?
海外の商品であり、香港保険の多くは米ドル建てになっている。
その為、為替差益を気にする方がいるが、そこが気になる人は海外への投資はそもそも向いていない。
(保険商品であれば、運用自体はマイナスになる事はない。)
メリットのところでも触れたが、今後の日本の人口動態や経済力からして日本円が強くなっていく事は考え辛い。
逆に、日本円が強くなっていく(今後は円高になる)と感じている人にとっては海外への投資はそれ自体がリスクとなるはずだ。
もっと言えば、日本円リスクを感じている人は、海外に資産移転して資産分散・資産保全しない事はリスクとなるのではないだろうか?
また、香港に対して危機感を覚えている人もいるようだ。
中国から香港に対して国家安全維持法が出て、今後の香港を気にしてる人もいるように感じる。
だが、国家安全維持法によってデモが収束し街は平穏を取り戻しているし、既に完成されているオフショア金融センターの香港の地位を中国が使わない理由がない。
深圳とマカオを含めた大湾区構想と言うプランもあり、香港は深圳・マカオとと共に一大都市へと更に成長していくと予想できる。

もっと言えば、サンライフ香港やCTF Life(旧名FTLife)などは香港保険業監管局に登録して香港での保険業を行っているが、会社本体自体はバミューダに置いていたりとリスク回避もしっかりとなされている。
では、最も大きなリスクやデメリットは何かと言えば、商品概要が思っていたのと違っていたり、サポートが受けられなくなってしまう事にある。
香港の保険商品は「香港保険業監管局」に登録された会社が正規代理店となって契約からアフターサポートまでを請け負う事になっている。
一般的にはIFA(Independent Financial Adviser)と呼ばれている会社である。
香港のIFAが契約からアフターサポートまでを請け負う事になるのだが、日本人スタッフがいて日本居住の日本人の受け入れやサポート実績が豊富なIFAであれば安心して契約できるだろう。
だが、中には業務を丸投げして紹介者や仲介会社任せにしているIFAもあったりする。
そうした紹介者や仲介会社経由の場合は商品概要が誤って伝えられたり、最後までサポートをやりきらずにどこかのタイミングでサポートが受けられなくなるケースがとても多い。
IFAの選択を間違わなければ良いのだが、紹介者や仲介者経由の場合は結果として契約した事が後々デメリットとなってしまうのだ。
香港保険はメリットがとても多いと言える。
デメリットとならないようにするには、IFAの選択を間違えない事、その一言に尽きる。
直接クライアントと向き合って相手してくれるIFAでなければならない。
そうしなければ責任の所在も曖昧になるし、個人情報も無駄に関係ない人に提出すべきではない。
(責任の所在や個人情報の管理もIFAの選択を間違えるとリスクとなってしまう。)
コンプライアンスを重視して、クライアントの事を思ってくれるIFAを選択してほしいと思う。
オフショア投資はIFAの選択が全てと言ったりするが、IFAを間違えなければ安心して資産保全や資産運用を行っていけるのだ。
⇒ ご質問やご相談、正規代理店(IFA)の選定でお悩みの方はこちらから。
コメント