サンライフ香港社(Sun Life HongKong)の会社紹介がYoutubeの動画でアップされている。
サンライフの歴史や保険会社としての貢献度、資産管理や資産運用方法についてまとめられているので、興味がある方は一度チェックしてみてもらえればと思う。
サンライフ香港社は活動拠点を香港にしているが、実はバミューダの会社!
↓動画はこちら↓
英語での動画となっているが、英語が分からない方はYoutubeで日本語字幕を設定すれば内容が理解できると思う。
サンライフ香港の母体であるSun Life Financialはカナダで設立された会社である。
そこから、今ではTSX(トロント証券取引所)、NYSE(ニューヨーク証券取引所)、PSE(フィリピン証券取引所)と世界の3ヶ国で上場を果たしているのは有名な話である。

だが、この動画を見ているとサンライフ香港はカナダ、香港、そしてバミューダ政府の監督下にあると説明がされている。
突然出てくるバミューダとはどんな関係があるのだろうか?
上の画像は当該Youtube50秒後のスクショだが、左からカナダ、香港、バミューダの国旗が並んでいる。
なぜバミューダが関係しているかと言えば、サンライフ香港社はその名の通りに香港の保険業を管理監督する香港保険業監管局に登録して香港の保険ライセンスを取得して活動を行っている保険会社なのだが、実は会社はバミューダにあるのだ。
なぜバミューダの会社にしているかと考えると、多くの人は昨今の香港情勢を回避する為と想像するかもしれない。
実はそうではなく、香港の相続税が大きく関与している。
現在の香港は相続税は撤廃されているが、2006年までは香港でも相続税が掛かっていた。
この相続税は香港外資産は対象外となる為に、香港の多くの保険会社は香港以外に本拠地を登録していたのだ。
例えば、サンライフ香港と同様に日本居住の日本人を受け入れているFTLife社も同じようにバミューダに会社を置いている。
バミューダに本拠地を置いている香港の保険会社は多いが、バミューダ以外に本拠地を置いている香港の保険会社もある。
サンライフ香港の商品はとても魅力的だが、香港の情勢が気になる人もいるようだ。
そうした人にとっては、実は香港外に会社があるというのはリスク回避でプラスに考えられるのではなかろうか?
とは言え、私自身は香港金融に関しては何の不安も持っていないのだが、サンライフ香港の契約を考えている人にとっては、サンライフ香港の会社が実は香港ではなくバミューダにあるのは安心材料と言えるのではなかろうか?

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